合意へ雪解け? それとも蜃気楼?

また、ぬか喜びに終わりたくないんで、冷静に対処しとこっと。

NHLとNHLPAは、4月4日トロントで非公開場所にて7時間に渡る会合を実施。
PA側はまず、3月17日のNHLの提案(1チーム3750万ドル、もしくは収入の54%)を拒否。PA側からの正式な逆提案はなし。

さらに、かねてから噂のあった通り、NHLはNLRB(米・全国労働関係委員会)に対して2回めの提訴を実施(代理選手として契約した選手の交渉を担当した代理人の資格剥奪を、PAがほのめかしたことへの訴えです)。このまま進展がなければ、NHLは4月20日の代表者会議にて、代理選手導入について議論することは必至と言われ、事態は一見ますます泥沼化・・・との様相であります。

ただ、その続報を読んでみると、一筋の光が見え始めたという説も。
この会合には、NHL、NHLPA幹部の他に、PA側から5人の選手(リンデン、ゲリン、ダンフース、ブグナー、クラット)、さらにNHL側からはハーリー・ホチキス(カルガリーオーナー)、ルー・ラモリエロ(ニュージャージーGM)、ジェレミー・ジェイコブス(ボストンオーナー)、クレイグ・リポルド(ナッシュビル)が参加と、かなりの大所帯でありました。このメンバーは、その後小さなグループに分かれ、ルーキーキャップ、収入分配策、FA制度などについて、有意義な議論が交わされたんだそうです。

その参加者のひとり、ボストンのオーナー、ジェレミー・ジェイコブズ氏は、地元紙ボストングローブで、会議の印象をこんな風に語っています。
「やっと議論に現実味が出て来た。楽観的過ぎにはなりたくないが、慎重ながらも私は楽観的だ」

気になるその議論の具体的内容ですが、双方にとって合意できそうな新しいコンセプトが検討され、かなりの成果があったという噂も。前述記事中のジェイコブズ氏によると、非公式ながらNHLPA側からサラリーキャップを含んだ様々な提案が提示され、その中には、NHL側が以前からこだわってきた収入と選手総年俸支出のリンクらしき内容も含まれていたというではないですか! もっとも実際のNHLが提唱するシステムでは、収入が減少に転じた場合は、選手側からプールした金額をNHLにペイバックする方式をNHLは主張している。PA提示内容にはこのプール策が欠落していたため、NHLにしてみれば、「これは厳密に言えば『リンク』ではない」とのこと。とはいえ、PAがそうした方向性を見せたのであれば、それはかなりの進歩と言っていいと思います。

さて、これでCBAがうまく来季開幕までに整えば(ジェイコブズ氏同様、慎重に楽観的な物言いをしときます)、ファンを呼び戻す&新しいファン開拓のためのルール改正作業をNHLは急がねばなりません。4月8、9日両日デトロイトで開催されるGM会議では、選手たちを含めたルール改正に関する議論も実施されるようです。ここでは、NHL側から「ゴールネットを大きくする」3種類の提案がなされるようです。うち2種類はすでに、その要旨がすでにバレてるようですが・・・さて、どんな展開になるのか、こちらの行方も注目しましょう!

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by hockeyworldjapan | 2005-04-07 17:59 | CBA


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