一足先に新CBAの内容?

ガセネタか否かは分かりませんが、NHL新労使協定の全貌がLAタイムズ紙、オタワサン紙その他で報じられておりますので、そのあらましをお伝えします。

サラリーキャップ:
1チームあたり上限3700万ドル(2005−06年リーグ収入を18億ドルと予測しての54%を選手年俸に充てる計算。2002−03年収入は21億ドル)、下限2400万ドル。現行の選手年俸は一律24%ペイカットを実施する。
選手は個々の年俸の15%をプールし、NHLシーズン収入が当初予測に満たなかった場合には、このプール金からチームに返金される。同様なシステムがNBAには組み込まれているが、その割合は10%と低いもので6年の次期協定期間内に8%まで下がる。
贅沢税はなく、収入の多いトップ10チームが、収入の少ないボトム10チームを補助する収入分配策が盛り込まれる。つまり高収入チームから集めた資金を、低収入チームに分配する。

ルーキーキャップ:
年俸85万ドル+ボーナス(上限は年俸の10%まで)。

2004−05年契約の有効性:
ロックアウトで失われた2004−05年分の選手契約の、2005−06年への持ち越しは認められない。

制約つきFA選手の権利留保(クオリファイイングオファー):
前協定同様の100%提示(今夏は24%ペイカット後の額)で留保できる。しかし前協定にあったリーグ平均年俸に満たない選手の10%アップという額は取りやめ、どの選手も100%提示で留保が可能となる。NHLは一時75%という厳しい線を提案していたので、これはNHL側が譲歩した部分でもある。

制約なしFA:
2005−06年は現行同様31歳、以降毎年1歳づつ引き下げて28歳まで引き下げる。

バイアウト:
2005−06年に限り、現契約下の選手をバイアウト(残り契約の3分の2をチームが選手に支払い、選手はそのチームからお払い箱となる)した際にかかる費用は、サラリーキャップには含まれない。またいったんバイアウトした選手を、すぐに同じチームが再契約することはできない。

罰金:
出場停止選手への罰金最高額は、前協定では1000ドルだったが、今後はこの額を引き上げする予定。

年俸調停:
MLB同様、選手側、チーム側の双方から調停に持ち込め、調停者はそのいずれかを選択する。(前協定では申請できたのは選手側のみ)

リーグ最低年俸:
17万5000ドルから40万ドルへとアップ。多くの選手が24%カットを迫られる中、NHL選手でも底辺選手たちは大幅年俸アップと思わぬ恩恵を授かることに。スター選手たちの多くはNHLPAに立腹しているようだが、底辺選手たちは感謝することになるかも。


・・・という感じです。いったん7月7日LAタイムスが「交渉妥結」記事を出しましたが、その後NHL関係者がこの報道を否定。大筋合意は来週早々以降になりそうとのことです。妥結後のドラフト予定日は7月30日若しくは8月6日説が飛び交い、縮小版ドラフトでは開催地オタワが納得しません! なんて記事も目にしました。ああ、ここでもまた、合意後のドタバタが予想されるわけで・・・今は嵐の前の静けさであります。

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by hockeyworldjapan | 2005-07-09 15:54 | CBA


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