ルーキートーナメント@サンノゼ

管理人、やっとサンノゼ入りしました。

HWJ掲示板でお伝えしてきた通り、サンノゼではパシフィックディビジョン4チーム(サンノゼ、アナハイム、LA、フェニックス)による、ルーキートーナメントが開催されています。そして、LAキングズから指名された福藤豊選手が、この大会に参加しているのです。

大会2日目のこの日でしたが、すでに1日目に試合に出場した福藤選手には出番はありませんでした。この日は、観客席でチームメートのプレーを見守っていました。観客席では、サンノゼ在住の日本人ファンの方々と記念撮影をする姿も。かなりの人気者ぶりでした。

で、話は戻りますが、前日(現地時間9月7日)のvsアナハイム戦に先発した福藤選手。試合前半と、その後試合終盤にも少し出場(途中で試合を引き継いだGKライアン・マンス負傷のため)し、16セーブ2失点という内容でした。

その試合を観戦していたシャークス実況アナ、ダン・ルサノスキー氏によると「福藤はいいプレーをしていたよ」とのこと。同じく会場を訪れているフランソワ・アレール氏(アナハイムGKコンサルタント)も、「あの2失点はGKとしては仕方ないものだった」と語っていました。

福藤選手本人によると、1失点めは「PKで相手選手が放ってきたシュートがいわゆる『ヘラヘラ(パックをスティックの芯で捉えられずに打ったシュート)』だったために、タイミングが狂った」シュートで、レッグパッドの下を抜かれたとのこと。2失点めは、「ゴール前で味方DFが相手FW(ライアン・ゲツラフ)に抜かれてシュートを打たれた」もので、「あれは止めたかった」と悔しそうでした。

それにしても、この試合でハムストリングを痛め、試合途中で退いた福藤選手のライバルGKのひとりであるマンスですが、この日は松葉杖をついていたほどのかなりのケガを負ってしまったようです。というわけで、4チーム最多の4人のGKが参加しているキングズですが、今後この大会はGK3人で回す可能性も出て来ました。

さて、2日目の大会様子なのですが、まず第1試合は、3−2でキングズがコヨーテズをOTで破っています。まず気になるところは福藤選手のライバルGKたちの出来ですが、前半出場したバリー・ブラストは11本のショットで2失点(1点目:PPからのターンオーバーで、最後は相手DF2にゴール前で切り込まれて右肩口を抜かれる。2点目:相手PP、完全にスクリーンされた状態で外からシュートを打たれた)。後半出場のダニエル・テイラーは、それほどピンチはなかったものの、9本のシュートを要所要所で押さえて無失点という内容でした。

その他、キングズで気づいた有望株では、DFでは福藤選手の現在のルームメートでもあるリチャード・ペティオットが攻守になかなかいい動きを見せていました。それから大会直前にキングズと契約した2005年全体11位のアンゼ・コピター(スロベニア出身)が、かなりのいい出来でびっくり。フェイスオフは強いし、スケーティングはガタガタした感じだけど、なかなか倒れない強さがありました。リストも強そうで、シュートは小さなモーションで、しかもかなりのスピードでもってしっかりリフトしてくる。課題とされていたセンターの仕事のひとつ、守りにもこの日は及第点が付けられたと思います。

ところで、HWJ掲示板で話題になっていた福藤選手の髪型ですが、現地入りする前にカットしたんだそうです。「もううっとうしくなってきたんで」というのがその主たる理由だったそうですが、「ヨン様に似てる」と言われたのが福藤選手的には違和感があったようです(笑)。現在は、黒髪に、ツンツンヘアを生かしたソフトモヒカンといった感じ。こちらの方が本人としてはやはりしっくりくるようです。

9月3日に日本を発った福藤選手でしたが、アメリカ滞在のためのビザが9月2日にやっと下りるというスリリングな展開だったそうです。明日9月9日は試合が予定されていないので、午前中の練習後はチーム行事としてサンフランシスコ観光が組まれているそうです。また今日は夕食に、サンノゼでは知る人ぞ知る「サンノゼ豆腐」を食べて満足気でした。

で、試合の内容に戻りますが、今季からのオブストラクション取り締まり強化もあって、昨日、今日とかなり多くのペナルティがコールされています。ちょっと触っただけですぐ「フッキング」「インターフェアランス」がコールされる。もう転んだ者勝ちというとこでしょうか? いずれかのチームがほとんどPPかPKという状況で、イーブンでやる時間帯が実に少ない。こうなるとホッケー自体が変わってしまうかも知れません。「こういうホッケーをNHLは求めてるんですかね?」と福藤選手も嘆いていました。PPが続くと速いペースでパックが動くため、GKとしては、動体視力と視力自体の持久力まで求められそう。こんな風にホッケーが変わったりしたら、GKのトレーニング自体も変えて行かないと今後は追いつかなくなるか。ちなみに今日のキングズvsコヨーテズの試合は、レフェリーがAHL、ラインズマンはAHL、ECHLひとりずつが務めていました。またルール変更といえば、GK防具のサイズも気になるところですが、福藤選手の元にはまだ新規格の防具は届いてない模様です。

話題はちょっと変わって、ルーキートーナメントの開催地、サンノゼ・ロジテックアイスの中は、各チームの首脳、スタッフ、コーチ陣で溢れまくり。4チームのGMがそろい踏み(シャークス:ダグ・ウイルソン、コヨーテズ:マイク・バーネット、キングズ:デイブ・テイラー、ダックス:ブライアン・バーク)なのですが、好対照だったのがテイラー氏とバーク氏でした。

テイラー氏は、日本人ファンのみなさん&日本人プレスに紛れ、ちんまりとスタンドに腰を降ろし、穏やかな表情で試合を眺めるその姿は静謐そのもの。一方、隣町のロマンスグレーGMバーク氏は、一般人とは一線を画したガラスの仕切りの向こうで携帯電話片手に、「ザ・GM」といわんばかりのド派手な雰囲気を醸し出しておりました。

2試合めのシャークスvsアナハイムは途中までしか見られませんでしたが、2005年シャークス1巡目指名の日系人選手、デヴァン・セトグチくん、いい動きをしていました。ガツガツいくタイプとは聞いていましたが、なかなかスケーティングもよろしい。ゴール前での頑張りからいいゴールも決めてくれました。パックを持つプレー、パスなどのスキル、守りを磨くとなお良くなるのかな? というのが、1つのピリオドだけ見た印象。今大会でもっとじっくり見てみることにします。

まずは第1報ということで。
明日以降も続きます(たぶん)。

ご感想はHWJ掲示板まで
[PR]
by hockeyworldjapan | 2005-09-09 18:07 | Fuku-chan report


<< ルーキートーナメントvsシャークス戦 これまで相撲部屋、今年はカップ... >>