NHL Notebook

NHL選手@ヨーロッパ

NHL overall
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NHLロックアウトで、今季シーズン開幕はほぼ絶望状態。選手たちはプレーする土地を求めて続々とヨーロッパ入りしており、その総数300人を超えてます。 故郷のチームに戻る選手もあれば、北米出身者なれどヨーロッパのチームに所属して、観客動員に貢献する選手もあり。はたまたNHL選手という看板掲げ、ナメ切ってヨーロッパに行ってみたらコンディション最悪でダメプレーヤーの烙印を押され、北米に出戻ってきた選手もなかにはいるようで。国際規格のリンクやルール、生活習慣の違いなど、戸惑いを見せる選手も少ないありません。 ここではそんな選手たちの状況をちょっとまとめてみました。 ヨーロッパで輝いてる選手たち: ショーン・ホーコフ(エドモントン):NHLではあまり知られていない存在ですが、スウェーデンではピーター・フォースバーグとスコアリングリーダーを争う出来で、もはやスター扱いに。 ブレンダン・モリソン(バンクーバー):ホーコフ同様、スウェーデンで好調。フォースバーグとスコアリングリーダーを争ってます。サイズがある方ではないし、スペースが多くて当たりが少ないヨーロッパは、スキルのあるモリソン向きなのかも知れません。 リック・ナッシュ:昨季NHL得点王を分けたナッシュは、現在スイスリーグでも得点王。 ジェイソン・ウイリアムス(デトロイト);昨季はデトロイトでファームと1軍を行ったりきたり。でもフィンランドリーグで現在スコアリングリーグ25傑に入ってる唯一のNHL選手。 ヨーロッパで冴えない選手たち: ブライアン・マッケイブ(トロント):スウェーデンでプレーしたが、現地では不調(10試合で1ゴール、マイナス12)。ヘッドコーチに「今日はベンチに入れるけど使わん」と言われ、キレてカナダに帰国。世界選手権ではいい仕事をしてたので、国際規格には自信を持っていたらしいが・・・。 ブライアン・ブシェ(フェニックス):昨季は連続完封記録を作ったが、今季スウェーデンでは同チームに所属した無名ゴーリーよりも成績が劣り、結局アメリカに戻るはめに。 タイラー・アーナソン(シカゴ):スウェーデンでプレー。コンディション最悪なくせに酒場を渡り歩いたりで悪評判。まあ昔から悪童ぶりは伝えられてましたが・・・ マーク・サバード(アトランタ):アーナソン同様、現地ではコンディション最悪で加入し、試合に出られず。この人も昔から悪童ではありました。 エリック・ボガニエッキ(セントルイス):ヨーロッパで今季2つのチームから解雇され、現在はセントルイスのトップファームAHLウスターでプレー。 ブラッド・リチャーズ(タンパベイ):ロシアの金持ちチーム、アクバルスに所属も、臀部と腹部故障により帰国。チームに合流してスケーティングを開始直後にすでに痛みには気づいていたらしい。臀部から痛みが始まって、腹部までその痛みが広がってしまったという最悪パターン。検査の結果、いわゆる「スポーツヘルニア」の初期と判明し現在は休養中。 またプレー機会をヨーロッパでなく、北米マイナーリーグに求めた選手もいましたが、ここにも冴えない選手たちがいます。 ドナルド・ブラシアー(フィラデルフィア):ケベックのマイナーリーグ(LNAH:昨季まではセミプロリーグだったそうです)に所属したが、試合中の乱闘で相手が氷上に倒れた後も、何度も殴ったことが原因で、今季残り出場停止処分に。 ブラシアーといえば、マクソーリー事件では被害者として氷上に頭を叩き付けられたことで有名ですが、なぜ今度はこんな形で加害者になるんだろう? と不思議に思いますよね? 調べてみると、どうもブラシアー自らこのリーグでは乱闘は控えていたそうで、レフェリーに「オレのことをルールで守ってくれていない」と不満を漏らしていたらしい。つまりブラシアーとしては「いつNHLが開幕してもいいように、コンディションを整えたい。余計なプレーに絡んでケガはしたくない」という、他のNHL選手同様の目的があったように思われます。 ただリーグ側としては、チケットを売るためには当然「NHLトップのタフガイ、ブラシアー」という看板が必要だったわけで、乱闘しないブラシアーなんていわば無用の長物状態。そのあたりでリーグ側とブラシアー本人の意図における乖離があったようです。 一方、同リーグの別チーム所属のGKセバスチャン・カロン(ピッツバーグ)は、所属してたチームが営業不振のため、途中解体という憂き目に遭ってます。 ひとくちに、「ヨーロッパでプレーする」といっても、万一故障した場合に備えての保険加入などの費用(かなり膨大らしい)を考えたら、多くの選手たちは今季収支トントンになってしまうんだとか。つまり、あくまで「1年間ブランクを作らない」というのが主題になってしまうわけで、モチベーション維持は結構大変そうです。 しかしダレたプレーを見せてしまっては、ヨーロッパのファンも黙っていないでしょう。実際スロバキアでは「NHL選手排斥運動」まで起こってたとか。今季全体のキャンセルが決定してしまったら、一部の選手は北米に戻ることを考えるでしょうしね。 そう考えると、今季日本にロックアウト中のNHL選手がやって来なかったのは不幸にして幸いだったのか? なんて考える昨今ではあります。 ご感想はHWJ掲示板まで
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