NHL Notebook

オイラーズ、WHLチーム獲得を熱望中

NHL overall
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今季からファームチームのAHLロードランナーズを、お膝元のエドモントンに移したオイラーズ。そのロードランナーズは、今季プレーオフ進出はならなかったものの、ホッケーに飢えたエドモントンの人々の心をとらえて、観客動員はAHL3位と好調でした。おかげで親会社のオイラーズは、今季運営費(約1200万ドル)のうち、少なくとも100万ドルはロードランナーズからの利益で補えるという嬉しい報告もあったようです。 ただし来季、予定通りNHLが開幕した場合、ファームのロードランナーズが今季同様の観客を集められるとは予想しがたい。しかもオイラーズの場合、以前からエドモントンで欲しがっていたのは、AHLチームではなく、実はWHLチームだと言われています。 実際オイラーズは、これまでWHLのフランチャイズ権を獲得しようと積極的に活動を続けて来ました。一時は、2004−05年シーズンから加盟できるWHLフランチャイズを求めて、「チームを売却してくれたオーナーには500万ドル」なんてオファーを提示したことも。また過去に2回トライシティ・アメリカンズの買収を仕掛けていました。しかし当時、アメリカンズはブリティッシュコロンビア州バンクーバー近郊に、オーナーたち(グレン・セイザー、ブライアン・バークら)がチーム移転させる計画があったようで、オイラーズは今年3月にもそのオファーを蹴られたばかりでありました。 しかしオイラーズのWHLフランチャイズ獲得計画が遅々として進まない中で、周りは着実に動いてました。トライシティのオーナーグループは、なんとバンクーバーの東のチリワックにWHLエクスパンション権(2006-07年からWHL加入予定)をゲット。そしてアメリカンズを別のオーナーグループ(この中にはオリー・コルジグの名前も含まれているそう)に売却してしまったのです。 オイラーズとしては、来季もAHLロードランナーズをエドモントンでプレーさせることで、すでにスケジューリングをAHLに依頼しており、WHLチーム招致は急を要するものではないのかも知れませんが、オイラーズ幹部にとってトライシティでの顛末は心穏やかなものではないでしょう。 そこで、オイラーズが次に望みをかけるのは、WHLのエクスパンション。4月18日に実施されたWHL代表者電話会議の際にも、エドモントンでのWHLエクスパンション案が議論されたそうです。WHLは長い間、エクスパンションには反対の姿勢を示してきました。というのは、主にカナダ西部を基盤とするWHLですが、これまでですでに20チームというチーム数の多さを誇り、その一方でタレント不足が叫ばれても来たのです。そして今回チリワックの新チーム創設で、WHL全チーム数は21に。6月のWHL代表者会議では、エドモントンも含めて今後のエクスパンションの可能性も議論されるかもしれないとは言われていますが、エクスパンション権承認には代表者の3分の2の同意が必要だそう。他チームの同意を得るには、事前の根回しもしなければならないでしょうし、前途はまだ多難にも思えます。 オイラーズがAHLよりもWHLにこだわる理由はこんな感じです。 1)まずAHLロードランナーズの場合、来季NHLが開幕してしまったら訪れるファンは急減することが容易に予想される。1軍の試合が見られるのに、わざわざ2軍の試合まで見たいと思うファンは少ない。チケット価格もバカにならない。もちろん、トップチームが1軍のお膝元にあれば、スカウティング面や、ファームから昇格した選手たちの移動面でも、利便性、費用削減などの利点はある。 2)WHLの場合、AHLほど遠距離移動は少ないことから、航空運賃、ホテル代などが節約できる。選手年俸(AHLロードランナーズは総額200万ドル)も大幅に縮小できるなど、費用面で有利。 3)地元出身の選手たちを獲得したり、またレッドディアやカルガリーなど、アルバータ州の近隣都市とのライバル関係も相まって、ファンの根強い応援も期待できる。 ・・・と考えると、オイラーズにとってWHLチーム経営はいいことづくめみたいですねえ。あ、その一方で、以前にもお伝えした通り、NHLカロライナ親会社が保有するOHLプリモス(デトロイト近郊です)は、現在売却の噂がありますから、やみくもにNHLチームがメジャージュニアチームを経営すれば儲かるというものでもなさそうですが・・・ オイラーズとWHLフランチャイズ関連記事を読む ご感想はHWJ掲示板まで 追記:Yellerさん@カルガリー在住のご指摘で、一部チーム表記を訂正させていただきました。Yellerさん、ありがとうございます。
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