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トリノ五輪へのNHL選手参戦は?

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知り合いのスイス人記者がいつも言ってることだが、 「ルネ・ファーゼルは、ゲイリー・ベットマンが大嫌い」 だそう。 しかし、2006年トリノ冬季五輪でのホッケー競技を成功に収めるために、ファーゼル氏はしばらくベットマン氏へのゴマスリを続けることになるようです。 現在世界ジュニア選手権@アメリカ・ノースダコタ州グランドフォークスを訪問中の国際アイスホッケー連盟(IIHF)会長ルネ・ファーゼル氏。ファーゼル氏にとって、この訪米でのひとつの焦点は、2006年トリノ五輪のNHL選手参戦問題であります。ご存じのように、NHLは現在労使交渉がこじれにこじれてロックアウト中。シーズン再開のメドが全く立っていない状態です。 NHLコミッショナーのゲイリー・ベットマン氏は、2004年9月の時点でファーゼル氏に対し、こう語ったそうです。 「2005年1月までにNHLが開幕していなければ、トリノ参戦はない」 そのタイムリミットを目前に感じつつも、ファーゼル会長は「できるだけ長い間、NHL選手参戦への門戸は開いておきたい」とコメントしたそうです。つまり、1月末時点でNHLが開幕していなくても、労使交渉妥結を五輪直前まで辛抱強く待つ姿勢を打ち出したわけです。 五輪での選手登録期限は、各チーム五輪初戦の2時間前までとなっていますが、各国のホッケー連盟は自国の五輪委員会に2006年1月までに五輪出場選手ロースターを提出するという期限があるそうです。果たして今回のファーゼル会長のコメントが、その2006年1月まで待つという意味合いを含んでいるかはまだ明らかにされていません。しかし2005年1月13〜15日ロシアのセントペテルスブルグで開催されるIIHF総会にて、この題目が最優先課題として議論されることになるだろうと、ファーゼル会長は示唆しています。 ちなみにカナダとしては、トリノ五輪については現在(1)NHL選手で構成するチーム、(2)NHL選手、マイナープロ、ジュニア選手の混成チーム、(3)NHL選手抜きのチームと、3つの構想を打ち上げ。つまり、NHL労使交渉の流れいかんで、どう転んでもいいように準備しているというわけです。 2004年6月、ホッケーカナダは、マーク・ハブシードとヘッドコーチとして3年契約に至っており、ハブシード氏は2005年オーストリアでの世界選手権で指揮することが決定。トリノ五輪にNHL選手不参戦となれば、このハブシードが引き続き五輪でもヘッドコーチ職を務めると見られています。 ところで、肝心のNHL労使交渉ですが、現在世界ジュニア選手権開催中のノースダコタ州グランドフォークスで、各チームのGMやスカウト連中が大集結したせいもあり、「水面下の実務レベル協議ありか?」との噂が流れたようですが、これをNHLデイリー、NHLPAサスキンの両陣営ナンバー2が揃って否定。またPA側が次提案を準備中という噂も、スティーブ・ルーチン(アナハイム)が否定・・・と、まったく進展の兆しが見えてません(泣)。 原文記事:IIHF not giving up on NHLers in Turin ご感想はHWJ掲示板まで
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