NHL Notebook

福藤選手情報&マンチェスター雑感

Fuku-chan report
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はあ、やっぱり取材は楽しいなあ・・・っと。もう書ききれないほど情報が一杯なので、乱暴ですか箇条書きにさせて下さい。 その1:今日の試合 vsスプリングフィールドですが、昨日もこちらでお伝えした通り福藤選手は出番なしで、1−0でモナークスのOT負け。最後はカウンターから2オン1の形を作られ、ゴール前でパスアクロス。それまで5オン3のピンチを2回守り切ったハウザーも、最後に力尽きた感じでした。 その2:対戦相手のスプリングフィールド・ファルコンズ タンパベイ・ライトニングのトップファームなのですが、ライトニングのプロスペクトだけでなくって、アンダーズ・エリクソン(98年にはデトロイトでスタンレーカップを獲得)にジム・キャンベル(こいつ、まだいたのか〜! って感じです。もう32歳になりました。NHLセントルイスで2年連続20ゴールを挙げたのは、もう8年も前のこと。以後、マイナーリーグとNHLを渡り歩いて、2003−04年はロシアまで行ってました。スプリングフィールドが実にプロ16チームめ)とかが在籍していて驚きました。 その3:ファルコンズのGK2人 ライトニングのゴーリーと言えば、ジョン・グラハムとショーン・バークの2人の大型GK(グラハムが187cm、バーク193cm)ですが、トップファームのファルコンズにいる2人は、さらに大きい(ブライアン・エクランド:195cm、ジェラルド・コールマン:193cm)。ゴールネットのスペースをいかに埋めるかという点でサイズのあるGKが有利なのは明らかですが、福藤選手曰く「AHLでは、選手のサイズがアップするのでゴール前のスクリーンが結構大変」なのだそうで、背が高ければそれだけスクリーンされにくくなる。そのあたりも大きなアドバンテージになるわけです。 その4:ファルコンズのヘッドコーチ ファルコンズのヘッドコーチですが、NHLシカゴでもヘッドコーチを務めていたダーク・グラハムでした。グラハムといえば、確か黒人の血も混じっていたんですよね(黒人&北米先住民族だったはず)。昨夜のハートフォードのコーチ陣といい、意外なる有名人がチームを仕切ったりしているのに、全然AHLについては無知な管理人。己の愚かさを知らされました。モナークス広報さんから、「AHLレコードブック(NHLにもあるオフィシャルレコードブックのAHL版です)」を頂戴したので、これを読んでもっと勉強しま〜す。 その5:AHL本部の所在地は? その本によると、AHLの本部はなんとスプリングフィールドにあるのだとか。ファルコンズの本拠地の近くに位置してるんだそうで。今年がリーグ創設70周年って(知らなかった〜!)、これまた結構凄いです。 その6:AHLゲームの感想 2試合観たAHLの感想ですが、試合の展開はECHLと似ているかも。NHLのような鮮やかなゴールは少なく、いわゆる「ガベージゴール」と呼ばれるような、ゴール前の混戦からの得点などが多い感じです。ただ、ECHLよりもサイズ&スピード&スキルがアップしているのは確か。なので、ECHLから昇格した選手は多かれ少なかれ、順応を強いられるようです。 その7:マンチェスターのアリーナについて それから、モナークスのホームアリーナのヴェライゾンワイアレスアリーナについて。 名前が「ワイアレス(携帯電話会社ですが)」なだけに、アリーナ内部は無線LANが完備されていて、インターネットもサクサクでした。こんなひっそりした街、マンチェスターに1万人近くを収容できる立派がアリーナがあるのは、ホントに羨ましい。それに、モナークスの観客動員ですが、今季ここまで1試合平均8232人で、これはリーグ2位の数字。他にあまり娯楽がないと言ったらそれまでですが(マンチェスター市民の皆様、暴言お許し下さい!)、かなり強いファン基盤があるようです。明日のポートランドでの試合も、ファンクラブからバスツアーが出るようでした。 こちらで現地観戦される場合は、アリーナはす向かいの「ラディソン」が便利です。 ・・・と、駆け足で情報を書きなぐってしまいましたが、ここで福藤選手情報をひとつ。 福藤選手、今季がスタートしてから坊主頭にした髪も、そろそろ伸びてきました。 福藤選手の中学、高校時代の映像を観る機会が以前にあったのですが(いずれも坊主頭)、現在の福藤選手はまさにそんな感じ。日本であの姿で歩いたら、高校球児と紛れてしまいそうな雰囲気です。福藤選手自身も「中学、高校時代から全然変わってないね」とよく言われるのだとか・・・(いずれその画像はアップします)。 モナークスの選手たちが住むアパートに空きはあるものの、数週間後にまたレディングに送られる福藤選手には「安住」は約束されないのです。よって現在もホテルでひとり暮らし。チームメートとの交遊はあるものの、生活面ではいろんな不便さも経験しているようです。現在心配なのは、自炊ができないために栄養が偏ったりという面などでしょうか? 福藤選手の顎に出来た、赤黒い大きなニキビが、そのあたりを物語っていました(これがまた、高校生っぽさを演出してたりして・・・福藤選手、ごめんなさい)。 明日の相手、AHLポートランド・パイレーツは、NHLアナハイムのトップファーム。今季序盤を1軍で過ごしたコーリー・ペリー、ライアン・ゲツラフが現在降格しているので、得点力はアップしているものと思われます。実際、福藤選手は今年9月のルーキートーナメントで、このポートランドの面々とは対戦しているので、まったく知らないメンバーでは決してないわけです。 さらに、見所としては、現在AHLポートランドのゴールを守っているのが、ネイサン・マースターズ。福藤選手を応援しているファンの方なら聞き覚えのある名前でしょう。2004年夏の若手キャンプでは、キングズは福藤選手よりもこのマースターズの方を高く評価していて、実際にデイブ・テイラーGMも「ウチはおそらくマースターズと契約に至るだろう」と語っていたのです。 ところが、実際にこのキャンプが進むにつれ、当初はあまりキングズ首脳陣に期待されていなかった福藤選手がメキメキ頭角を現した。そして9月のマンチェスターのトレーニングキャンプにおいて、キングズは「マースターズよりも福藤」の方針を打ち出したのです。 その後、マースターズはキングズ支配下から外れたのですが、ECHLルイジアナに在籍。キングズと契約に至れなかった悔しさからか、シーズン前半は素晴らしいプレーを見せてECHLオールスターゲームにも出場していたほどでした。しかし、無理な起用が祟ってか、シーズン中盤から失速してしまい「今季はどこでプレーするのだろう?」と思っていたところで、「アナハイムのキャンプに呼ばれている」という情報を今年の9月に耳にしたのです。 そのマースターズ、今季ここまでAHLポートランドですでに12試合出場、8勝3敗、セーブ率.920と、なかなかの出足なのです。おそらく明日パイレーツは、このマースターズを起用してくるでしょうから(今日はもう1人のGK、グレッグ・ノーメンコ(こちらも福藤選手とはECHLシンシナティ時代に一緒にプレーした仲)が出場し、25セーブ5失点で敗れています)、福藤選手との直接対決が期待されます。アナハイム参傘下のポートランドだけに、明日の試合はダックスのGKコンサルタント、フランソワ・アレール氏(日本でもお馴染み、北米では伝説的GKコーチとして知られています)も観に来るんだとか。彼にも、福藤選手の評価をしっかり聞いてくることとします。 まだまだネタは書ききれないほどあるのですが・・・残りは明日以降、もしくは「In the crease」の方でお伝えすることといたします。
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