NHL Notebook

期限の週末も終わり・・・

CBA
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やっぱりそろそろ幕引きですかね? 現地日曜の2月13日、NHL労使交渉は、ワシントンでアメリカ連邦調停人を交え、5時間に渡る会合を実施しました。しかし連邦調停人の介入もむなしく、こちらも進展はなしと終わったそうです(関連記事を英文で読む)。 2月10日の会合が物別れに終わった後、かなりの要職にある連邦調停人の要請に基づき、この日は会合を実施したNHLとNHLPAだったそうですが、これには両サイドの巨頭(ベットマンNHLコミッショナー、グッドナウPA代表)は参加しておらず、そういう意味ではややテンションの低い会合だったのでは、と推測されています。 その一方で、NHLはその前日の土曜日の2月12日、30チームのオーナー、GMらに向けて以下のような書簡を送信しています(関連記事を英語で読む)。 1)今後はメディアに対し、ロックアウト関連のコメントをしてもよい(注:それまではコメントを出した関係者に、最高25万ドルという巨額罰金が課せられていた) 2)今後は選手と接触してもよい(注:これまでは故障者、マイナーリーグでプレーすることを合意した選手を除き、一切の接触が禁じられていた) これによってNHLは、GMと選手側がある意味での連帯を築き、それによってPAの立場を孤立化させようという目論んでるのではと考えられています。 で、現状を改めて説明すると、こんな感じです。 オーナー側は形勢有利ってことで、強硬な姿勢を緩めません。1994−95年には、その前のシーズンに優勝したNYレンジャーズや、同じく人気チームのデトロイトなどが、NHLのアメリカでの人気獲得に貢献していたこともあって、労使交渉では大きな発言力を持っていたのです。そうしたチームが「早くシーズンを開幕させろ」とプレッシャーをかけたことで、結局はオーナー側にとって納得のいかない提案内容で妥結させてしまったという前例がある。それゆえに今回の交渉では「前回の二の轍踏むな」という強い意志が、オーナー側に見られるという意見もあります。 逆に、弱みを握られてるのは、やはり選手側でしょうか。最近ではローニック発言にもあるように、条件付きならサラリーキャップに応じてもよい(といってもリーグ提案の実質4000万ドル(さらに今後は減少に転じる可能性大)の天井値でなく、4700万ドルでリーグ収入とは無関係に設置、あるいは贅沢税との混合型など)という風潮もかなり有力になりつつあるとは言われています。 早ければ現地時間2月14日(日本時間2月15日早朝)にでも、NHL今季全面中止が発表されるということですが・・・NHL本部のあるニューヨークでは、2月14日にも今季幕引きの段取りについて議論が交わされ、その後ベットマンコミッショナーが全面中止を発表すると噂されているようです(トロントサンの記事を読む)。 シーズン全面中止となれば、北米4大スポーツでは初、スタンレーカップ優勝チームが不在なのは1919年以来(この年はスペイン風邪の大流行で決勝が途中でキャンセル)となります。 前回は、期限ギリギリになってPAの親玉グッドナウ氏が「再度提案」を提示し、妥結に至ったのですが・・・巷の声は「10年前とは違って、両陣営の考えに開きがありすぎ」。というわけで、妥結という奇跡が起こる可能性は、天文学的に少ないと言ってよさそうです。 ご感想はHWJ掲示板まで
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