2004年 12月 31日 ( 2 )

ダックス買収話その他

アナハイム・マイティダックスに、また新たな買収話が持ち上がっています。

今回名乗りを挙げたのは、H&Sベンチャー社。ダックスの本拠地であるアローヘッドポンドの管理会社として知られ、その一家はアナハイムと同じオレンジ郡に位置するアーバイン市を拠点とするコンピュータチップメーカーの創業者としても知られるそうです。

ディズニー所有のNHLチームとして1993年にリーグ加入したアナハイム・マイティダックスですが、2002年9月にディズニーのチーム売却への方向が露呈。ディズニーのABCなどメディア買収などによる株価下落が起因となり、ダックスを切り離す方向に株主からプレッシャーがかかっていた模様です。

その後、ダックスはマーケティング会社を雇い、売却先を探す動きに出ていました。一時はNBAサクラメント・キングズのオーナー、ジョー&ギャビン・マルーフによる買収話が浮上。マルーフ家はチーム買収後、ダックスをサクラメントに移転させるという噂もありました。しかしその後1年以上が経過して依然買収話は動かず。その後、元NHLハートフォード、NHLピッツバーグを所有したハワード・ボールドウインが買収に名乗りを挙げていましたが、この話も未だ具体的な進展が見られていません。

オレンジカウンティレジスター紙の原文を読む


昨年はSARS、今年はNHLロックアウトの余波を受けているトロントのホッケー殿堂。現在の地区に移転直後の1993年に50万人と史上最高の入場者数を記録後、年間入場者数は35万人程度となっていたのですが、昨年はSARS打撃で20万人以下と激減。今年は20万人はなんとか上回れそうだそうですが、カナダドルの高騰とNHLロックアウトのダブルパンチで、依然入場者数が戻ってきていないそうです。

トロントスター紙の原文を読む


ウエイド・レッデン(オタワDF)は、ロックアウト中の休みを利用し中国に10日間滞在。自らウエイクボード関連の会社を所有するレッデンは、中国の製造拠点見学を兼ねて上海、北京も訪れたとか。万里の長城観光も果たしたそうです。
オタワサン紙の原文を読む


10月に「NHLが代理選手を立てるのなら喜んで出場する」と発言してしまったタフガイのロブ・レイ。11月26日にNHLPAからの書簡で「ロックアウト中の支給金、福利厚生の対象外とする」との通告を受けてしまいました。

ロックアウト中には月額5000〜1万ドルが選手には支給されることになったのですが、レイにはこれが全く支給されていないのだとか。レイがPA側に文句をつけると、PA側から「君はもう引退する運命にあると見ている」と言われたらしい。

昨季オタワでプレーしたレイは、現在制約なしFAとなっていますが、まだ引退の意志は固めておらず、PA側から支給が打ち切られた理由はおそらく10月の発言にあるのではと、彼の弁護士は語っているそうです。う〜、団結破りのツケってコワイ!
オタワサン紙の原文を読む
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by hockeyworldjapan | 2004-12-31 19:19 | NHL overall

バーツッジ、試合復帰に向け根回し

先日お伝えしたように、司法取引を進めてさっさと有罪宣言をしたトッド・バーツッジ。次のステップであるNHL復帰への根回しを、早くも彼の代理人が着手したようです。

トッド・バーツッジの代理人パット・モリスは、試合復帰を求めてベットマンコミッショナーとの会見を要求。NHL側は「PAからの反対がない限り、コミッショナーはミーティングに応じる用意がある」と回答したそうです。PA側もバーツッジを支援する予定とみられています。

ロックアウトで開幕していないNHL側から試合復帰OKが出れば、次のバーツッジ陣営の動きとしては、今季中にヨーロッパでプレーすることを模索することでしょう。しかしそれには国際アイスホッケー連盟(IIHF)からの承認を得ることが必要。その承認作業は、1月14日欧州クラブ選手権@ロシアで13人のIIHF評議員からの投票いかんにかかっているそうです。

現在の状況では、バーツッジはNHL出場停止処分下にあることから、IIHFからヨーロッパでのプレーも禁止されています。ただし、NHLでの試合復帰が認められれば、ヨーロッパのでプレーが許可される可能性があり、その後はスイスのチームに加わることが予想されています。当初はカナックスでのチームメートであるマーカス・ナズランド(現在はWHLバンクーバー・ジャイアンツの練習に参加中)とともに、スウェーデン・エリートリーグのモドに加入が予測されていました。が、現在スウェーデンではヨーロッパ以外の外国人選手は2名までと限定されており、モドにはすでにブライアン・ミュアー、ダン・ハイノートの2人が加入しているため、バーツッジのための空きはないものと見られています。ヨーロッパでプレーするための移籍申請期限は1月31日。時間的には十分余裕があると言えるでしょう。

しかし、北米リーグで出場停止、もしくは追放処分にあった場合にも、ヨーロッパでは「別口扱い」ということで、加入が認められるケースもあるようです。昨季AHLにてスティックで相手に重傷を負わせたロシア人選手アレクサンダー・ペレジョギンは現在AHLでは出場停止中にもかかわらず、今季ロシア・スーパーリーグでのプレーが認められています。また少年への性的虐待でカナダからコーチとして追放されているグラハム・ジェームズも、スペインで短期間コーチを務めていた実例があるようです。

ただし、バーツッジ陣営にとっても、まだムーア側が民事裁判に持ち込む可能性が残っており、事態が100%解決したわけではありません。NHLとしては、そもそも「ホッケー界で起こった事件は内部解決を」とのスタンスを有していたので、刑事裁判が早々に片付いたことでほっとしていると思いますが、今回のバーツッジの出場資格についての対応いかんによっては、CBA関連の世論の動きにも影響しかねない問題に発展するかも知れません。今後の動きも予断を許しません。

関連記事:トロントスター紙の原文を読む
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by hockeyworldjapan | 2004-12-31 19:08 | NHL overall