2005年 01月 05日 ( 2 )

NHL選手@ヨーロッパ・パート2

その後のNHL選手@ヨーロッパ情報です。

スウェーデン
スコアリングリーダーに収まってるのが、やっぱり強いピータ−・フォースバーグ(コロラド)。30試合で37ポイントと伸ばしています。これを前半好調のショーン・ホーコフ(エドモントン)やブレンダン・モリソン(バンクーバー)に、ヘンリク・ゼッターバーグ(デトロイト)、クリスチャン・フセリウス(フロリダ)の地元勢が追う展開とか。
フォースバーグは、現在故郷モドに戻ってプレーしており、マティアス・ワインハンドル(NYアイランダーズ:左目視力に障害を抱える選手です)と組んで好調らしいです。また途中からスウェーデン移籍のマリアン・ホッサは、15試合出場ですでに23ポイントと猛追中だそうでこっちも要注目。

スイス
スコアリングトップを争うのは、ステーシー・ルースト、ジャン・ギイ・トゥルデル、ナット・ドメニケリといったNHLリジェクトされた選手たち。これをジョー・ソーントン(ボストン)が追う形となっているようです。ソーントンは32試合で47ポイントだそうですから、スイスはスウェーデンよりもハイスコアリングな展開なのでしょうか? 

ロシア
アブラモビッチ氏所有チームで知られるオムスク所属のヤロミール・ヤーガー(NYレンジャーズ)は、14試合で19ポイントと移籍後爆発中だそうです。しかしイリヤ・コバルチャク(AKバルスカザン:アトランタ)は30試合で21ポイント、パベル・ダツック(ディナモモスクワ:デトロイト)は27試合で14ポイントと伸び悩み。同じくディナモモスクワ所属のマーティン・ハブラットは、9試合で2ゴールのみ、ヴァンサン・ルカバリエ(AKバルスカザン:タンパベイ)は9試合で2ゴール3アシストと、NHL選手たちの停滞状態が目立ちます。やっぱ、お金でモチベーションは買えないってことかしらん?

チェコ
マーティン・ルチンスキーがスコアリングトップ争い。その他NHL選手では、ミラン・ヘイドゥク(コロラド)、マーティン・イーラット(ナッシュビル)に、DFながらトーマス・カベルレ(トロント)が好調とか。

フィンランド
スティーブ・カリヤが、ここまで33試合で32ポイントとリーグ5位の好成績。

ドイツ
リーグトップのスコアリングを突っ走るのは、ヨーロッパで10年選手のカナダ人パトリック・ルボー。

オーストリア
元NHL選手マイク・クレイグが28試合51ポイントでトップ。NHL選手としては、ジェイソン・クローグ(アナハイム)の32試合38ポイントが全体5位で最高とか。

日系人選手じゃあ、スティーブ・カリヤ@フィンランドに続いて、クローグも頑張ってるね! カリヤ家三男マーティン(アジアリーグ・日光アイスバックス所属、ここまで4試合で2ゴール3アシスト)もがんばれっ!
原文記事を読む

そしてもひとつ気になるのが、AHLです。
AHLでは、ジェイソン・スペッザ(オタワ:AHLビンガムトン)が、スコアリングリーダー争いをしながら、課題の守りのプレーを向上中とか。
その他、管理人が気になるところでは、オーストリア出身で知られるトーマス・ヴァネク(AHLロチェスター)が、ここまで15ゴールでルーキー部門ゴールトップだそうです。ミネソタ大学からプロ入りしたヴァネク(バッファローのドラフト1巡目選手です)ような選手、日本人から出て来て欲しいです。このあたり、スイスだけでなく、オーストリアにも日本はかなり水を空けられたな・・・といつも思います。
さらにGKでは、カリ・レートネン(AHLシカゴ:アトランタ)が、12月を9勝1敗2完封、防御率1.70、セーブ率.948の好成績で、月間ベストGKに選ばれています。
原文:AHLスペッザその他の選手関連記事を読む
原文:AHL月間ベストGK
ご感想はHWJ掲示板まで
[PR]
by hockeyworldjapan | 2005-01-05 14:08 | NHL overall

トリノ五輪へのNHL選手参戦は?

知り合いのスイス人記者がいつも言ってることだが、
「ルネ・ファーゼルは、ゲイリー・ベットマンが大嫌い」
だそう。

しかし、2006年トリノ冬季五輪でのホッケー競技を成功に収めるために、ファーゼル氏はしばらくベットマン氏へのゴマスリを続けることになるようです。

現在世界ジュニア選手権@アメリカ・ノースダコタ州グランドフォークスを訪問中の国際アイスホッケー連盟(IIHF)会長ルネ・ファーゼル氏。ファーゼル氏にとって、この訪米でのひとつの焦点は、2006年トリノ五輪のNHL選手参戦問題であります。ご存じのように、NHLは現在労使交渉がこじれにこじれてロックアウト中。シーズン再開のメドが全く立っていない状態です。

NHLコミッショナーのゲイリー・ベットマン氏は、2004年9月の時点でファーゼル氏に対し、こう語ったそうです。

「2005年1月までにNHLが開幕していなければ、トリノ参戦はない」

そのタイムリミットを目前に感じつつも、ファーゼル会長は「できるだけ長い間、NHL選手参戦への門戸は開いておきたい」とコメントしたそうです。つまり、1月末時点でNHLが開幕していなくても、労使交渉妥結を五輪直前まで辛抱強く待つ姿勢を打ち出したわけです。

五輪での選手登録期限は、各チーム五輪初戦の2時間前までとなっていますが、各国のホッケー連盟は自国の五輪委員会に2006年1月までに五輪出場選手ロースターを提出するという期限があるそうです。果たして今回のファーゼル会長のコメントが、その2006年1月まで待つという意味合いを含んでいるかはまだ明らかにされていません。しかし2005年1月13〜15日ロシアのセントペテルスブルグで開催されるIIHF総会にて、この題目が最優先課題として議論されることになるだろうと、ファーゼル会長は示唆しています。

ちなみにカナダとしては、トリノ五輪については現在(1)NHL選手で構成するチーム、(2)NHL選手、マイナープロ、ジュニア選手の混成チーム、(3)NHL選手抜きのチームと、3つの構想を打ち上げ。つまり、NHL労使交渉の流れいかんで、どう転んでもいいように準備しているというわけです。

2004年6月、ホッケーカナダは、マーク・ハブシードとヘッドコーチとして3年契約に至っており、ハブシード氏は2005年オーストリアでの世界選手権で指揮することが決定。トリノ五輪にNHL選手不参戦となれば、このハブシードが引き続き五輪でもヘッドコーチ職を務めると見られています。

ところで、肝心のNHL労使交渉ですが、現在世界ジュニア選手権開催中のノースダコタ州グランドフォークスで、各チームのGMやスカウト連中が大集結したせいもあり、「水面下の実務レベル協議ありか?」との噂が流れたようですが、これをNHLデイリー、NHLPAサスキンの両陣営ナンバー2が揃って否定。またPA側が次提案を準備中という噂も、スティーブ・ルーチン(アナハイム)が否定・・・と、まったく進展の兆しが見えてません(泣)。

原文記事:IIHF not giving up on NHLers in Turin
ご感想はHWJ掲示板まで
[PR]
by hockeyworldjapan | 2005-01-05 13:35 | その他