2005年 02月 24日 ( 1 )

シラケムード濃厚。でも真相は闇の中

恥の上塗りってこのことかな〜と思います。

何かといえば、2月19日の会議決裂後のNHL、NHLPAの親玉同士の応酬であります。罪のなすり付け合い以外の何でもない。どのメディアもかなり呆れたんでしょう。グレツキーの談話を最後に、この会議詳細については続報が出て来てません。

ベットマンNHLコミッショナーは、NYのラジオ局とのインタビューに応じ、2月19日の会議では、NHLPAに「一杯食わされた」と批判。PA側が妥結に至ると見せかけて結局交渉は決裂し、NHL関係者全員に恥をかかせたというのがその趣旨であります。PAの親分グッドナウ氏も当然反撃声明は出してますけど、もはや子供のケンカレベル。なのでここでは触れません。ご興味のある方のみ、元記事をご参照ください。

そして、その会議の参加者のひとりであるグレツキーは、アメリカのメディア(NYポスト:なぜか元記事リンク切れ、NYのラジオ局、フェニックス地元紙)にコメントを残しています(カナダのメディアは後追い記事のみ。グレツキーの場合、NYレンジャーズ行きトレードのニュースも、引退決意の時も同様に、アメリカ報道主導でした)。

「19日の会議にはPAから声がかかったんだ」というグレツキー発言では、ベットマンNHLコミッショナー同様、PAの策略を示唆してると注目されたようですが、それ以外にもこうも語っています。
「会議中、マリオと僕はリーグを代表して交渉する権限は持ってなかった」
「マリオと僕は、自分たちの役割が、妥結に至るための数字を選手側から出させるよう、協力することだと信じていた」
「会議が開始し、僕はトレバー(リンデン)とビンセント(ダンフース)を連れ出し、両陣営の差をどう埋めたらいいのかと彼らの意見を求めた。すると2人は調停、ルーキーキャップ、交渉権保有オファー(Qualifying offer)について決まるまでは、サラリーキャップの数字は議論できないと言ったんだ」
「率直に言って自分は関与したくなかった」

結局彼もわざわざNYに出かけたのに合意に至れず、プライドを著しく損なわれたフラストレーションを吐き出したのに終始しています。気持ちは分かるんですけどね・・・

カナダのメディアはこの一連の報道には、かなりシカトを決め込んでる。反グレツキー派で知られるカナダ全国紙のグローブ&メイル紙のデビッド・ショルツ記者(カナダ=グレツキー礼賛とは限らない。グローブ&メイル紙とグレツキーとの遺恨は結構深い。コヨーテズの赤字問題を暴いたのもこのショルツ記者)が食いついて、続報記事でも書くかな? とほのかに期待していたのですが、それすら出て来ない。

実際カナダではすでに、グレツキー関連では、「これで世界選手権@オーストリアに、グレツキーがカナダ代表GMとして行けるじゃないか」という話題に切り替えてます。みんなもう「付き合いきれない」とでも考えてるのでしょうか?

ちなみに2月19日の一連の報道混乱については、THNが謝罪記事を載せています。謝罪する姿勢は買いたいのだけど、これを読んでも真相は闇の中ということに変わりはない。

3月1日にNHLはオーナー代表会議、PAもトロントで選手に対する説明会が開催予定。その翌日には代理人たちに対して、PA側からの状況説明が実施されるとか。19日の結末に納得が行かないであろう選手たちも、月曜夜にトロントで夕食会を実施し、翌日のPA会議に備えるんだそうです。19日会議の謎がこの期間に追及されることは間違いなさそう。それまで真相は闇の中というわけです。とはいえ、何らかの箝口令も敷かれることでしょうから、全貌が暴かれることはなさそうですが。

そんなことしてるうちに、ゲイロード、ナッシュビルアリーナの名称権から撤退というニュースが入ってきました。20年800万ドルの名称権契約を保有していたゲイロードエンターテイメント社でしたが、アリーナ名称権から撤退するとともに、プレデターズの保有株式も同時に手放すんだとか。プレデターズは、向こう5年間違約金をゲイロード社から受け取ることで妥結しているようですが、今後新スポンサーを探すことは困難の極みという市場状況だそうです。

アメリカでは、「ミラクルオンアイス25周年」で今頃盛り上がっていたはずなのですが・・・非常に皮肉な顛末としか言いようがありません。
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by hockeyworldjapan | 2005-02-24 08:18 | CBA