2005年 09月 11日 ( 3 )

ゴーリーパッド規制について

NHLのスター選手には、そろそろ届き始めている新規格のゴーリーパッド。

幅が昨季までの最大12インチから、今季は11インチへと規制されるため、ゴーリーたちはかなりの順応を強いられるものと思います。

この規制の影響としてまず考えられるのが、(1)以前防いでいたはずのシュートがパッドの下からすり抜けてしまう、(2)膝周辺などのプロテクションが十分でないために故障が心配、というゴーリーたちにとってはネガティブな要素。しかし(3)幅が狭くなった分、パッドが軽くなって脚への負担が軽減される、というポジティブな意見も聞かれています。

福藤選手は、昨季までITECH社のパッドを使用していましたが、今季からはVAUGHNにスイッチするんだとか。すでにキングズカラーのパッドは発注済だそうで現在は納入待ちという段階だそうです。

今回のルーキートーナメントに集まったキングズのゴーリー4人のうち、この新しい規格のパッドを使用している選手は皆無。この4人のひとりであるダニエル・テイラーは、リーボック社製の真新しい黒いパッドを着けていましたが、今季1シーズンはすでにジュニアに戻ることを予定しているため、12インチのものを新調したとか。メジャージュニアでの新規格採用は、テイラーによると2006−07年シーズンからになるそうです。

いずれにしても、この新規格ゴーリーパッドはなかなか生産が追いつかない状態。NHLのスターゴーリーたちは、すでにこの新規格パッドを入手しているようですが、今季マイナーリーグに送られる選手たちに届くのはかなり遅れてしまう可能性も。なので、「NHLロースターに残った選手は、NHL開幕日(10月5日)までに新規格パッドに変更することが義務づけられるものの、マイナーリーグの選手については12月15日までに移行すればよいという猶予が設けられるとの噂がある」と、日本でもお馴染みのアナハイムGKコンサルタント、フランソワ・アレール氏は語っていました。

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by hockeyworldjapan | 2005-09-11 23:57 | Fuku-chan report

福藤選手続報

現地発続報です。

まずは今日の試合(vsサンノゼ・シャークス戦)なのですが、結果は5−4でキングズの勝利。この試合に先発した福藤選手は、第3ピリオド5分22秒に負傷退場しましたが、それまで36本のシュートを3失点に抑えるというまずまずの出来。1アシストもつきました。

シャークスのペナルティが7回に対し、キングズのペナルティが18回。それだけにキングズは試合を通して終始相手にパワープレーを許すという苦しい展開でしたが、それだけに福藤選手の好セーブが光った試合でした。

試合開始前から、いつもよりもテンション高めだった福藤選手。序盤からかなりの集中力の高さを見せていました。第1ピリオドはシュート数にしてキングズ7本、シャークス19本。パワープレーの回数もキングズ1回、シャークス4回と、キングズ大劣勢の中、相手のパワープレーで許した1点のみに抑えるいい守りを見せました。味方の援護もあって、第1ピリオド終了時は2−1とキングズリード。うち、キングズの1点目は福藤選手がゴール裏からのパックを出してからのカウンター攻撃からのゴールだったので、福藤選手にアシストがつきました。試合のスタッツシートは、シャークスのオフアイスオフィシャルが手書きで記入したものだったのですが、得点者記入欄のスペースが限られていたせいか福藤選手の名前は「FUKU」と省略されていました(笑)。

第2ピリオドはにもキングズは順調に加点。このピリオドに3点を加点して福藤をサポートしました。福藤も13本のシュートを1失点に抑えるいい守りを見せます。失った1点は味方のペナルティで5人対3人という状況であり、福藤本人も試合後「仕方ない」という、GKとしてはほぼ成す術のない失点でした。

第2ピリオド14分16秒には、今季からの新ルールである「ゴール裏台形ゾーンの外にて、GKはパックハンドリングをしてはならない」にひっかかり、試合遅延のペナルティを取られました。ゴールライン手前に転がったパックをハンドリングしようと出た福藤選手でしたが、パックに追いついた頃にはゴールラインをパックが割ったので、すかさずレフェリーにペナルティをコールされました。今季のNHL、キングズのペナルティが多かったのも、ルール改正による「妨害プレーの取り締まり強化」に起因するもの。今季はこうした新ルールに基づくペナルティが多発する予感です。

そんな具合で、この試合は前半からかなり攻め込まれていたキングズ。それだけにGK福藤の疲労も第3ピリオドでは募っていたようです。

シャークスのパワープレーとなった序盤の4分31秒には、シャークスの2005年1巡目指名の日系人選手、デヴァン・セトグチにゴール前に切り込まれてファイブホールを割られ、スコアは5−2に。そしてシャークスのパワープレーが続いた5分22秒、相手のシュートを1度ブロックし、そのリバウンドを止めようと左脚を伸ばして後ろ向きに倒れたところで、福藤選手は動けなくなりました。負傷後は、苦痛に表情をゆがめ、しばらくそのままの体勢で氷に横たわった状態。トレーナーが駆けつけた後は左膝の内側側副靭帯をグラブで示すような仕草をしていたので、それはもう目を疑うような恐ろしい光景でした。そしてトレーナー2人が福藤の両脇に入って支え、抱えられるようにして退場していったのです。

左膝内側側副靭帯は昨季4月2日ラスベガスでの試合で相手選手にゴール前で突っ込まれて故障し、プレーオフでの欠場を余儀なくされた箇所。ケガ直後のリアクションが深刻だったので、同じ箇所がかなりひどく損傷したのではと危惧されたのです。しかし試合終了後に着替えを済ませて記者たちの前に現れた福藤選手は特に左膝をかばう様子もなく、普通に歩行できる状態だったので安心しました。表情もいつも通り穏やかで冷静さを取り戻していましたし、ファンのサインに気軽に応じ、バスにも自力で問題なく乗り込んでいました。

福藤選手によると、ロッカールームに引き上げた後、しばらく氷で負傷箇所を冷やしたら、かなり痛みが収まったのだそうです。キングズ広報担当者の話では、大事をとって明日にでも医師に診断してもらうとのことです。福藤選手は「たぶん2、3日休めば大丈夫。ただ膝の負傷は、悪い時は翌日に腫れが出る」と語っており、まずは翌日の様子を見て、9月13日からのキングズのメインキャンプに最初から参加できるかどうかが、決まりそうです。

福藤選手退場後、キングズのゴールを引き継いだGKブラストは、11本のシュートで1失点。キングズはこの勝利で、明日の大会最終日は優勝をかけてアナハイム・マイティダックスと戦うことになっています。明日の試合には、このブラストが1試合通して出場する予定だそうです。このブラストが今回4人の中では福藤にとっては最大のライバルなので、明日の試合でのブラストの出来も注目されるところです。

福藤選手試合後コメント「膝は大丈夫。ちょっと違和感があるだけ。あの時は感覚がなくなったけど、冷やした後は痛みがひどくなくなった。膝がつったような感じだったので大丈夫だとは思ったが、立った時にちょっと痛んだため、その後は無理して出ない方がいいと思った。ブレイスをしていたので助かった。あれがなければ結構ひどかったはず。(負傷直後診てもらったドクターには)「特にひどくはない。何日か休めば大丈夫」と言われた。第3ピリオドは久々に疲れていた。許した失点も相手のいいシュートだったので反応が遅れたが、今の時期にああいう形でミスが出てくれれば、シーズン開幕までには直せる。1点目、3点目は防げるシュートだったと思います。そういう反省を生かしたい。プレッシャーは特に感じていないです。1試合通して出ろといわれて結局こういう結果になってしまったが、いいアピールができたので満足しています」

アンディ・ノウィッキGKコンサルタント「今日の福藤は素晴らしい仕事をしていた。相手の再三に渡るパワープレーのチャンスにもかかわらず、素晴らしいセーブを何度も見せてくれた。彼のおかげで4、5失点は免れたと言える。ここぞという場面で止めて、キングズに勝利をもたらしてくれた。負傷したのは残念だったが、負傷はプレーにつきもの。負傷後に彼と話をしたが、いつもの冷静で勇敢な彼のままだった。もちろん負傷して残念がっていたが、コンディショニングの良い選手なので、これを乗り越えてくれることだろう」
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by hockeyworldjapan | 2005-09-11 23:06 | Fuku-chan report

ルーキートーナメントvsシャークス戦

現地9月10日サンノゼで行われたルーキートーナメント、キングズvsシャークスは、5−4でキングズが勝利しました。

福藤選手は、第1ピリオドにシャークスのシュート19本の猛攻を1点に抑える活躍。その後第2ピリオドも13本のシュートを無失点に抑えていたのですが、第3ピリオド5分22秒に相手のリバウンドをセーブした際に左膝を負傷し、退場。トレーナー2人に抱えられてロッカールームに下がる様子は冷や汗もので、ケガの度合が心配されたのですが、退場後はロッカールームに戻って氷で冷やした後は、それほど膝をかばうことなく歩いていました。本人の表情もそれほど大事には至っていないという感じですが、念のため明日医師の診断を仰ぐ予定と、チーム広報さんの話でした。

結局この日打たれたシュートは36本に対し33セーブ3失点という内容。
福藤選手が退場後、出場したGKブラストは11本のシュートで1失点でした。

また詳しいことは、この後こちらにてお伝えしようと思います。
まずは速報まで。

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by hockeyworldjapan | 2005-09-11 08:50 | Fuku-chan report