2005年 12月 23日 ( 1 )

スポアイでいよいよNHL放送再開!

待ちに待った日本でのNHL放送が戻ってきました。

以前からお知らせしておりましたが、スポーツアイESPNにて12月27日深夜1時より、NHL放送が再開されます! いや〜、ここまで来るのにいろいろ紆余曲折があったようで、こちらから発信する情報も混乱し、いろいろご迷惑をおかけしましたが、なんとか放送再開に漕ぎ着けたということで、喜ばしい限りであります。

その記念すべき今季の放送第1弾は、現地12月20日に行われたコロラド・アバランチ@ナッシュビル・プレデターズとなりました。以前、掲示板で「TSNから映像供給」と触れたのですが、諸事情により今後数回は他局からの供給になるようで、今回はなんとあの噂(!)のOLNの映像です。

ま、そのOLNの映像については、のちほど議論するとして、まずは試合のみどころなどをお伝えしようと思います。この試合、とにかく好ゲームでした。管理人、NHL禁断症状が深刻だったせいもあって、正直どんな試合を観ても面白いという状況だったのかも知れませんが、それを差し引いても、ホッケー好きなら画面に釘付けになるんではないかという内容、と自信を持ってお勧めしたいのです。

まずは、NHLのスタンディングをチェックしてみて下さい。序盤から好調のプレデターズ、現在もポイントでリーグのトップを争うような素晴らしいシーズンを送っています。それも、デヴィット・レグワンド、スコット・パーカーといった主力がずっと休んでいてのコレです。キャプテンのグレッグ・ジョンソンも故障から戻ってきたばかりですし。

そのプレデターズの好調の秘密は一体なによ? ということになるのですが、その秘密はこの試合を観れば分かってしまう・・・というわけで、これはもう観るしかありませんね! な〜んて焦らすつもりはないのですが、簡潔に言うと今季のプレデターズ(日本語で「捕食者」。恐ろすぃい〜!)は、その名の通りオフェンスが入れ食い状態。テンポのよい組み立てで、イケイケの攻めを展開してくれるのです。

メンバー的には全体的にやや小粒ですが、新ルール導入後の高速NHLにフィットする選手がばっちり揃っていて(サリヴァン、カリヤがその代表格ですね。フェイスオフスペシャリストのペローも小さい)、その一方でガツガツ来る選手もちゃんといる(ハートネル、トゥートゥー、ホーディチャク)。実に適材適所です。着々と地道に戦力を整えてきたチームらしく、チームワークもかなり練れてきていて、PPのパス回しなんてホント見事なものです。特に個人的に前から面白いと思っていたハートネルのプレー(よく「Crush the net(ゴールに突進するプレー)」などと言いますが、この人はマジでゴールに激突しているサマをよく見かけます)、この日は最高に光ってます。

ブルーラインも侮れません。ティモネン、ジトリツキーのテクニックは相変わらず見とれてしまうし、ルーキーのライアン・スーター(ゲイリー・スーターの甥っ子さんです)が、なかなか良いプレーをしておりますので、こちらも必見! そしてゴールは、チェコ代表のゴールをハシェクと争うことになろう、トーマス・ヴォクーンが守ります。膝の故障復帰から2試合めらしいんだけど、かなりの好セーブを連発しております。

その一方で、アバランチはやはり大物(フォースバーグ、フット)が抜けた後、チームを立て直し中という感じがアリアリ。布陣的には決して悪くないと思うのですが、チームとしての結束力という意味で、かなり差が感じられてしまいます。

でも、ポジティブな要素はかなりあります。この試合ではアバランチのゴールを守るのは、カザフスタン出身のヴィタリ・コレズニック。パトリック・ロワ引退後、デヴィッド・アービシャーがアバランチのゴールを引き継ぐと思われたのですが、今季アービシャーは序盤から不安定な出来で、最近はベンチ入りからも外れることしばしば。シーズン途中にAHLローウェルから昇格したコレズニックが最近は先発する機会が増えているのです。

このコレズニック、以前世界選手権でも日本代表と対戦したこともあるので、ご記憶のファンの方もいることでしょう。大型で動きもなかなか俊敏。それにヨーロッパ出身ゴーリーが往々にして苦手とするパックハンドリングも積極的にこなしています。ヴォクーンもそうですが、新ルールによりゴーリーの動きがゴールライン裏の台形エリアに限られてはいるものの、現在の高速NHLにおいては、ゴーリーが素早くパックハンドリングすることによって味方の守りをサポートし、結果的に自分への危機も未然に防ぐという必要があるようです。また、ツーラインパスもOKとなった今、ゴーリーから長いフィードをブルーライン手前のFWに送るというセットプレーも、今季のNHLの見所のひとつ。そのあたり、この2人のゴーリーは今季の宿題をちゃんとこなしているという印象があります。

その他、FWについて注目すべきは、今季加入のピエール・タージョンに、ルーキーのマレク・スヴァトスに、チェッキング玄人芸人ラクソネンあたり。ラペリエル、ハイノートあたりがうまく噛み合ってくれば、相手にとってはすごくイヤなラインにもなりそうですし。Dマンも悪くないですよ。現在NHLの鉄人(連続試合出場トップ)のカーリス・スクラスティンチなどは、かなり堅実な守りを連発しておりますし、PPもブレイクにライルズと駒はちゃんと揃っている。もちろんフォースバーグの天才的プレーはもう観られませんが、あとは、サキック、タンゲイ、ヘイドゥクあたりと、新加入組がどこまでケミストリーを見いだせるか? というのにかかっていると思います。

で、最後にOLNの映像ですが・・・これは皆さんにもいろいろご感想を頂きたいとは思っておりますが、ひと言で表現すると「ローカルのFOXよりも、予算が少なそう」。放映権料にお金かけ過ぎて、制作費がキツキツなんではないか? と心配してしまいます。そのCGは、80年代のESPNみたいなレトロ感が匂い、カメラワークはサイクリングに振られてブルーラインからフォーカスがはみ出し・・・あ、これくらいにしておこっと。

とにかく、好試合なので、お楽しみいただければと・・・まずはそこからですね。
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by hockeyworldjapan | 2005-12-23 12:01 | NHL overall