2006年 01月 13日 ( 1 )

アリーナ改名、もうヤメテ!

あ〜、もうついてけません。正直言って。

オタワ・セネターズの本拠地(現名称は「コレルセンター」)が、スコシャバンクプレイスと改名されるそうです。スコシャバンクとは、カナダ国内2位の大手銀行。名称権は向こう15年間有効だとか。

セネターズの本拠地であるこのアリーナは、オタワの郊外カナタ市に1996年1月15日オープン。当時は「パラディアム」という名称でしたが、その後カナダのソフトウェア会社が名称権を買い、同年2月27日に「コレルセンター」と改名されました。

当時、業績好調だったコレル社は、アリーナ名称権に2600万ドルを支払う契約を交わしたそうなのですが、近年になって権利の放棄についてセネターズ関係者と議論していました。とはいうものの、今後も何らかの形でスポンサーシップは継続していくそうで、アリーナ外部の「コレルセンター」の文字はしばらくそのまま、アリーナ内のスコアボードに入った「コレル」の文字も、今後3年間は存続するんだとか。ただし、アリーナ名称は1月12日vsサンノゼ戦を最後に、早くも1月19日vsアナハイム戦から新名称に変更されるということですから、みなさん要注意です。

以前にもどこかで話題にしましたが、最近元気なカナダドルのお陰か、カナダの銀行の元気さがNHLの世界でも目立ちます。すでにこのスコシャバンクのライバルにあたるカナダの銀行2行(ロイヤルバンク、トロントドミニオンバンク)が、アメリカにてアリーナ名称権を保有。ロイヤルバンクは、カロライナ・ハリケーンズの本拠地RBCセンター、トロントドミニオンバンクはボストン・ブルーインズ、NBAセルティックスの本拠地TDバンクノースガーデン、さらにNBAオーランド・マジックの本拠地TDウォーターハウスセンターに、その社名を冠しているわけです。

この相次ぐアリーナ改名。ボストンの場合、そもそもオープン前はショーマットセンターと命名されたのですが、この冠スポンサーとなったショーマット銀行がフリート銀行に買収されて、完成時には「フリートセンター」となっていた逸話あり。時代とともに改名されるのはもはや運命なのかもしれません。その後フリート銀行がバンクオブアメリカに吸収合併され、今後は「バンクオブアメリカセンター」と呼ばれることになるかと思いきや、バンクオブアメリカは違約金を支払ってスポンサー権利を放棄(すでに他スタジアムやアリーナの名称権を持ってます)。その後、ボストン地区に知名度を得たいTDバンクがこの名称権に飛びついたのでした。

チームにとって大切な資金源というのは分かります。これが時代の趨勢とはいえばそれまでですが、正直もうヤメテ・・・という感じです。私のような古い人間はついて行けません。エドモントンの「ノースランズコロシアム」が「レクソルプレイス」へ改名された時も、しばらく「何それ?」という感じでしたし・・・一番の問題は、相次ぐ改名によってアリーナのアイデンティティが失われることでもあると思う。

フロリダのバンクアトランティックセンター(ちょっと前まで、ナショナルカーレンタルセンター、オフィスデボセンターと呼ばれてました。みんな忘れてるかも)、フィラデルフィアのワコヴィアセンター(かつてコアステイツセンター、ファーストユニオンセンターと呼ばれてました)、ピッツバーグのメロンアリーナと、バッファローのHSBCアリーナ(以前はマリーンミッドランドアリーナ)と、金融系の名称は多いです。

まあ、ボストンの場合、ずっと銀行がスポンサーゆえに「Vault(金庫)」の愛称は変わらないわけですが、これだけ銀行のスポンサーが雨後のタケノコのように増えると、「Vault」だらけになってしまうわけで、それもいかがなものかと。

いずれにしても、スコーシャバンクプレイスという名前は長過ぎる。そのうち略称が使われることでしょうね。

で、話題は変わって連日のデビルズねたですが・・・こっちもアリーナ関連情報で。

数年間に渡るすったもんだの末に、やっとニューアーク市に新アリーナを建設することになったデビルズですが、どうやらまだ問題があるらしいのです。

新アリーナ建設費3億1000万ドルのうち、ニューアーク市が2億1000万ドルを負担。残りの1億ドルはデビルズが拠出という合意だったらしいのですが、どうもデビルズがこの公約を果たせていないらしい。デビルズは今季チーム不調もあって、現アリーナ(コンチネンタルエアラインズアリーナ、ってこの名前も長いといつも思ってます)の入りも悪いのです。

すでに新アリーナ建設用地では、古い建物の取り壊しを実施して更地にする作業が行われており、これにニューアーク市は2500万ドルを費やしたとか。アリーナの基礎工事にも着手しており、数週間後には鉄骨も立ち上がるという時期に来てのこのひと悶着。ニューアーク市側は「基礎工事にもう2500万ドル使っちゃったから後戻りはできないぞ!」と、デビルズに睨みをきかせているようです。

で、デビルズとしては、なんとか建設費負担を最小限に抑えたいと、大手建設会社数社と今も交渉中だそう。当初予算を超えた分を建設会社が負担するという、デビルズにとって有利な契約を引き出そうとするあまり、合意に至れないというのがその遅延の理由らしい。有利な契約はいいんだけど、構造計算はちゃんとやってくれる会社に依頼してよね? と思う今日この頃。アメリカの建築基準って、そのあたりはちゃんとしてるんでしょうか? アメリカは日本のような地震国じゃないから、使用する鉄骨は細い、あるいは少ないんでしょうか? 教えて詳しい方!

そうこうしてるうちに、アイランダーズの首脳陣が解任ですか。あ、ついに「マッド・マイク」が退陣です。詳報はまたアイランダーズねたとともに、後日にでも。

追記:デビルズの新アリーナ案、なんとか妥結したそうです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
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by hockeyworldjapan | 2006-01-13 11:23 | NHL overall