2006年 03月 28日 ( 1 )

ファイナル終わって一夜明けて

まだあのファイナルの興奮冷めやらぬ本日、アジアリーグ・アウォードが開催されました。

アウォード受賞者の詳細については、アジアリーグの公式HPを見て頂くこととして、こちらに足を運べなかった方たちのために、ちょっと小ネタをご紹介。

*場内から笑いを誘ったのが、2年連続MVPの菊地選手のスピーチ。まずはマイクを向けられて「あ・・・う・・・」と絶句。そして「正直僕よりもふさわしい選手がたくさんいるのに、こんな賞を貰ってしまって・・・恥ずかしい気持ちです」と、絞り出すような声でのコメントに、場内からは笑いが漏れていました。その後のファンへのメッセージで噛み噛み状態、さらにトロフィーを持っての記念撮影では、あまりの表情の固さに「もっと笑って下さい」とのリクエストが。それでさらに表情がこわばり、チームメートからさんざん冷やかされた菊地選手でありました。

*ベストレフェリー賞に2年連続で輝いた川村一彦レフェリー。受賞後のスピーチでは「試合中、応援してくださるのはうれしいのですが、名指しでヤジるのは勘弁してください」と語り、これまた場内爆笑。アウォード終了後には「経費節減のため、東京のレフェリーが選ばれてるだけですよ」と謙遜しながらも「来年また狙います!」と高らかに宣言していました。

*ベストプレーメイクFW、最多アシスト、最多ポイントと、表彰ずくめのデレク・プラント選手。トロフィーの授与は壇上で行われるので、受賞者は壇上中央でスタンバイしていればよいのですが、たまたま最多アシスト賞のプレゼンターがやや出遅れ気味で手間取っているのを見るやいなや、プラント選手は自ら壇上の端まで歩み出て、トロフィーを貰いに行ったのです。プラントにとって初めての日本でのアウォード出席で、勝手が分からずについ出てしまった珍プレー。これまた場内から笑いが漏れました。

*昨夜は悔しい酒をさんざんあおったであろうクレインズ陣営。伊藤賢吾キャプテンは、「今日、朝起きてもまだ負けたなんて信じられなくって・・・セミファイナルを3連勝して、釧路でも勝てていたから絶対に優勝できると思っていたんです」と、いまだに悔しそう。昨年は明らかに実力でコクドに負けたと思えたし、割とサバサバした感じで負けを受け入れられたそうだが、今年の負けはいまだに受け入れがたいものがあるのだとか。一夜明けて、日本製紙本社へ「敗戦報告」をチームスタッフとともに出向いた賢吾キャプテンだったが、本社ではGM含め多くの人たちが「よく頑張った」と逆に励ましてくれたのだそう。来季に向けて、会社側のバックアップもすでに取り付けているというクレインズは、いまやチーム財政面において日本では一番の安定性を誇っているといっても過言ではありません。「釧路ではできたことが、東伏見に来てできなかった。それはリンクコンディションのせいだけでないと思います。自分たちのプレーができなかった分、来季はしっかり底上げをしていきたい(田中監督)」というクレインズに期待しましょう!

*ファイナル第5戦、最後の最後で底力を見せたコクド。ケガ人も出て、ベテランが多くスタミナ的にも心配されましたが、試合終盤は選手たちがあたかも「ホッケーハイ」にでもなっているかのような怒濤のプレーを披露してくれました。鈴木貴人キャプテンに言わせると、実際に選手たちはそういう「ハイ」な状況に入っていたようで、試合終了後ロッカールームでは、まだ勝利の美酒が入っていないのに皆「まるで酔っぱらってるみたいにハイでした(鈴木選手)」のだったとか。「試合が終わってもその酔いが醒めないんです。僕は記者会見に呼ばれていたので、このままではいけないと思い、いったん外に出て頭を冷やしていたほどです(鈴木選手)」。いわば、脳内快楽物質ドーパミンが出っぱなしだったということでしょうか? 普段クールな印象のある鈴木キャプテンですが、今までの優勝経験の中でも、これほどの感覚に襲われたのは今回が初めてだったそうです。

*残念だったのは、ハルラがアウォードに参加しなかったこと。セミファイナル第4戦での例の一件でしこりを残したのがその要因ではありました。ソンドンファン、ヤロスラフ・ネドベドがベスト6に選ばれ、チームも3位と、アジアリーグの中でも今や欠かせない存在だっただけに、やはりこのアウォードには参加して欲しかった・・・来季に期待します。
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by hockeyworldjapan | 2006-03-28 00:04 | アジアリーグ