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ダックス買収話その他

アナハイム・マイティダックスに、また新たな買収話が持ち上がっています。

今回名乗りを挙げたのは、H&Sベンチャー社。ダックスの本拠地であるアローヘッドポンドの管理会社として知られ、その一家はアナハイムと同じオレンジ郡に位置するアーバイン市を拠点とするコンピュータチップメーカーの創業者としても知られるそうです。

ディズニー所有のNHLチームとして1993年にリーグ加入したアナハイム・マイティダックスですが、2002年9月にディズニーのチーム売却への方向が露呈。ディズニーのABCなどメディア買収などによる株価下落が起因となり、ダックスを切り離す方向に株主からプレッシャーがかかっていた模様です。

その後、ダックスはマーケティング会社を雇い、売却先を探す動きに出ていました。一時はNBAサクラメント・キングズのオーナー、ジョー&ギャビン・マルーフによる買収話が浮上。マルーフ家はチーム買収後、ダックスをサクラメントに移転させるという噂もありました。しかしその後1年以上が経過して依然買収話は動かず。その後、元NHLハートフォード、NHLピッツバーグを所有したハワード・ボールドウインが買収に名乗りを挙げていましたが、この話も未だ具体的な進展が見られていません。

オレンジカウンティレジスター紙の原文を読む


昨年はSARS、今年はNHLロックアウトの余波を受けているトロントのホッケー殿堂。現在の地区に移転直後の1993年に50万人と史上最高の入場者数を記録後、年間入場者数は35万人程度となっていたのですが、昨年はSARS打撃で20万人以下と激減。今年は20万人はなんとか上回れそうだそうですが、カナダドルの高騰とNHLロックアウトのダブルパンチで、依然入場者数が戻ってきていないそうです。

トロントスター紙の原文を読む


ウエイド・レッデン(オタワDF)は、ロックアウト中の休みを利用し中国に10日間滞在。自らウエイクボード関連の会社を所有するレッデンは、中国の製造拠点見学を兼ねて上海、北京も訪れたとか。万里の長城観光も果たしたそうです。
オタワサン紙の原文を読む


10月に「NHLが代理選手を立てるのなら喜んで出場する」と発言してしまったタフガイのロブ・レイ。11月26日にNHLPAからの書簡で「ロックアウト中の支給金、福利厚生の対象外とする」との通告を受けてしまいました。

ロックアウト中には月額5000〜1万ドルが選手には支給されることになったのですが、レイにはこれが全く支給されていないのだとか。レイがPA側に文句をつけると、PA側から「君はもう引退する運命にあると見ている」と言われたらしい。

昨季オタワでプレーしたレイは、現在制約なしFAとなっていますが、まだ引退の意志は固めておらず、PA側から支給が打ち切られた理由はおそらく10月の発言にあるのではと、彼の弁護士は語っているそうです。う〜、団結破りのツケってコワイ!
オタワサン紙の原文を読む
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by hockeyworldjapan | 2004-12-31 19:19 | NHL overall

バーツッジ、試合復帰に向け根回し

先日お伝えしたように、司法取引を進めてさっさと有罪宣言をしたトッド・バーツッジ。次のステップであるNHL復帰への根回しを、早くも彼の代理人が着手したようです。

トッド・バーツッジの代理人パット・モリスは、試合復帰を求めてベットマンコミッショナーとの会見を要求。NHL側は「PAからの反対がない限り、コミッショナーはミーティングに応じる用意がある」と回答したそうです。PA側もバーツッジを支援する予定とみられています。

ロックアウトで開幕していないNHL側から試合復帰OKが出れば、次のバーツッジ陣営の動きとしては、今季中にヨーロッパでプレーすることを模索することでしょう。しかしそれには国際アイスホッケー連盟(IIHF)からの承認を得ることが必要。その承認作業は、1月14日欧州クラブ選手権@ロシアで13人のIIHF評議員からの投票いかんにかかっているそうです。

現在の状況では、バーツッジはNHL出場停止処分下にあることから、IIHFからヨーロッパでのプレーも禁止されています。ただし、NHLでの試合復帰が認められれば、ヨーロッパのでプレーが許可される可能性があり、その後はスイスのチームに加わることが予想されています。当初はカナックスでのチームメートであるマーカス・ナズランド(現在はWHLバンクーバー・ジャイアンツの練習に参加中)とともに、スウェーデン・エリートリーグのモドに加入が予測されていました。が、現在スウェーデンではヨーロッパ以外の外国人選手は2名までと限定されており、モドにはすでにブライアン・ミュアー、ダン・ハイノートの2人が加入しているため、バーツッジのための空きはないものと見られています。ヨーロッパでプレーするための移籍申請期限は1月31日。時間的には十分余裕があると言えるでしょう。

しかし、北米リーグで出場停止、もしくは追放処分にあった場合にも、ヨーロッパでは「別口扱い」ということで、加入が認められるケースもあるようです。昨季AHLにてスティックで相手に重傷を負わせたロシア人選手アレクサンダー・ペレジョギンは現在AHLでは出場停止中にもかかわらず、今季ロシア・スーパーリーグでのプレーが認められています。また少年への性的虐待でカナダからコーチとして追放されているグラハム・ジェームズも、スペインで短期間コーチを務めていた実例があるようです。

ただし、バーツッジ陣営にとっても、まだムーア側が民事裁判に持ち込む可能性が残っており、事態が100%解決したわけではありません。NHLとしては、そもそも「ホッケー界で起こった事件は内部解決を」とのスタンスを有していたので、刑事裁判が早々に片付いたことでほっとしていると思いますが、今回のバーツッジの出場資格についての対応いかんによっては、CBA関連の世論の動きにも影響しかねない問題に発展するかも知れません。今後の動きも予断を許しません。

関連記事:トロントスター紙の原文を読む
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by hockeyworldjapan | 2004-12-31 19:08 | NHL overall

ベットマン=グリンチ?

「Gary "The Grinch" Bettman」

ぎゃはははっ〜!!! 誰かが言うんじゃないかと思ってたら、やっぱりラリー・ブルックスが言いおったっ!(爆)

ラリー・ブルックス氏とは、NYポスト紙のホッケーコラムニストのことです。

管理人は個人的にこの人、あまり好きではない。実際ガセネタも多いですし。
ただしそのスクープ能力(間違ってることも多いですが)には定評があり、1年だけですがPHWA(北米プロホッケーライター協会)の会長を務めたこともあります。(1年だけね。その後はUSAトゥデイ紙のケビン・アレン氏が務めてます)

ブルックス氏、最近は、圧倒的にNHLPA寄りの記事を書きまくってます。かといって、お膝元であるNYレンジャーズ寄りというわけでもなく、金持ちオーナーは大嫌い。NHLコミッショナーのゲイリー・ベットマンはもっと嫌い・・・という個人的感情が、記事の端々に感じられる記者です。

一方、「The Grinch」といえば、クリスマスが大嫌いというアメリカのアニメで有名なキャラクターです。ジム・キャリー主演で実写版映画にもなってましたっけね。みんなが楽しみにしてるクリスマスを壊しに来る緑色の顔を持つグリンチ、なんかNHLシーズンをぶっ壊そうとしてるベットマン氏に酷似しているな〜と以前から思ってたわけで。

で、そのブルックス氏の記事の内容ですが、まず大筋としては「グリンチ」ベットマンの強硬策のお陰で、NHLPAは余計に態度を頑にしたというもの。ま、そこまでは大筋で私も同感です。

ただ、それ以外の細部も結構面白いので、読んでいただきたい。例の1月14日に予定されたNHLオーナー会議なのですが、その予定が報道された経緯を「またNHLは素人並のわざとらしさでリークを演出し(以前にも「選手会一律24%ペイカット案をNHLが拒否」というニュースがリークしました)」と皮肉った上で、「この会議でNHL側がシーズン幕引き宣言するのでは?」という一般認識は間違っていると一刺ししています。

というのは、今季が全面中止になってしまうと、各30チームは今季のシーズンチケット購入者に払い戻しが必要となること。また1月中旬という早い時期にリーグ側から中止を決定してしまうと、米国全国労働関係委員会に対して具合が悪い(NHLはまだリーグ側のCBAの全貌を提示しとらんのです)、さらにこの時期に早々と中止を決定してしまうと、NHLPAが残りシーズンにイベントを開催する自由を与えてしまう・・・などの理由があると、ブルックス氏は指摘しております。

さらに、NHLが12月の逆提示にて詳細を明かさなかった収入分配案。これについても、ブルックス氏はその中味を暴こうと試みています。

ブルックス氏によれば、NHLは8000〜9500万ドルの収入を、収入ワースト10チームに対して分配することを計画しており、その3分の1はレギュラーシーズン収入トップ10のチームから徴収し、残り3分の2はプレーオフの入場料収入から徴収するということなのです。

3分の2をプレーオフ収入からですよ! これまでは、プレーオフ収入はチーム丸取りという状況だったのです。それをごっそり持っていかれたら、チームはプレーオフに出場損じゃないですか? 特に最近頑張ってるカナダのチーム。もしこのブルックス氏の報道が正しければ、かなり怒っていいです。

さらにプレーオフ収入からの徴収は、レギュラーシーズン満員御礼時収入の90%を持って行かれるとのこと。(ブルックス氏はレンジャーズの場合を例にとって「これはあくまで仮定ですが」と、最近プレーオフに出てないレンジャーズを皮肉り)なので、プレーオフでチームが儲けようと考えたら、プレーオフでのチケット価格を恐ろしく値上げしないとダメという図式が浮かび上がって来るのです。

ブルックス氏報道を鵜呑みにしてもいけないのですが、これがもし本当だったら、クリスマスや今季シーズンだけでなく、今後数年間のプレーオフまでも「グリンチ」ベットマン氏は壊しに来るのかも知れませぬ。あ、映画の「グリンチ」って、最後はいい人になったんでしたっけ? ちなみにジム・キャリーのグリンチよりも、アニメ版グリンチの方が、NHLコミッショナーに似てるような・・・

原文'GRINCH' BETTMAN HAS UNIFIED NHLPA
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by hockeyworldjapan | 2004-12-27 09:46 | CBA

NHL、いよいよ今季幕引き準備か?

NHLは年明け1月14日にNHLオーナー会議を実施予定だそうです。

この1月14日に、NHLは30チームの各オーナーに対して「今季シーズン全面中止」を言い渡すのではと囁かれています。

NHLの場合、1シーズンを成立させるには、最少40試合が必要と考えられています。そのため妥結に至るための期限が、オーナー会議が予定された1月14日前後とみられています。つまりこの日までに妥結を見なければ、シーズン全面中止となるわけです。

前回ロックアウトとなった94−95年シーズンには、95年1月11日に労使妥結が見られ、1月25日から48試合にてシーズン開幕したという経緯がありました。なので、まだ今季開催への望みが100%消滅したわけではありません。ただし現時点では今後労使双方の会談は未定と、厳しい状況です。

NHLがこの会議日程を公表したことで、NHLPAにプレッシャーをかけた形であることは確かです。そうしてNHLは強気姿勢を崩さず。そう来られたらPAだって意地があります。「参りました。シーズン始めましょう」なんて、すり寄るなんて真似は出来ないでしょう。とゆーわけで、管理人予想では今季NHL開催確率は限りなく少ないと申し上げておきます。

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by hockeyworldjapan | 2004-12-26 08:42

バーツッジ裁判その後

なんだか暗いニュースばかりですみません。

でもこの一件について、状況が変わったので一応報告ということで。その前に、まずはあの忌まわしい事件を振り返らなければいけません。

2004年3月8日バンクーバーでのvsコロラド戦にて、トッド・バーツッジ(バンクーバー)が、相手選手のスティーブ・ムーアを後ろから殴るという事件がありました。被害者のムーアは氷上で流血してしばらく倒れたまま動けず。担架で運び出されるという事態に。その後、頸椎2カ所にヒビと脳しんとう、顔の裂傷という診断を受けています。危害を加えたバーツッジには、NHLから「プレーオフを含むシーズン残り出場停止」の処分が課せられました。

そのバーツッジの刑事裁判が、当初は1月17日に予定されていました。しかしバーツッジは有罪答弁取引(軽い休憩など検察側による譲歩と引き換えに被告側が有罪を認めること)に応じることに方針を変え、12月22日バンクーバーの裁判所にて有罪を認めたのです。これによってバーツッジには、これまで前科がないことから条件付き釈放(1年の保護観察、80時間の地域サービス)という判決が与えられたのです。

しかしこれに猛反駁したのが、被害者のムーア側。22日当日ムーアが裁判所に出頭できなかったことについて、翌日ムーア側はトロントの弁護士事務所にて記者会見を開き、不満を表明したのです。ムーアの弁護士によると、この有罪答弁取引についてムーア側に通知があったのが、12月20日の遅い時間。そのためムーアの弁護士は「実質1日の準備期間では、ムーアを審議のために22日バンクーバーに向かわせることができなかった」と語り、日程の変更を申し出たが拒否されたと、ブリティッシュコロンビア州司法長官を暗に批判しています。

直接法廷に出向く代わりに、ムーア本人と両親は被害者側声明文を作成し、これが有罪答弁取引中に検事側から朗読されました。その内容をここでちょっと紹介しますが、かなり痛々しいものでした。

「自宅では過去に病に倒れた妻が泣き叫び、神経衰弱寸前に。(スティーブの兄)マークは親戚に電話しまくってスティーブの容態を探し出そうと必死になり、自分は心臓手術から回復中の身で、ショックのため座ったまま固まっていた。心臓発作にならないように精一杯落ち着こうと努めていた・・・夜中にあのシーンが何度も目に浮かんで目覚めたこともある。(父ジャック氏)」

また、母のアンナさんは「NHLとNHLPAは、息子が退院後はまったく連絡をよこして来ない」と、両陣営を非難しています。

会見では、バーツッジの判決内容について、ムーア本人はノーコメント。また今後の民事裁判の可能性については、ムーア側弁護士は「現在は考えていない。体調を回復してホッケーをするのが優先順位」とコメントしているものの、その後の回復が芳しくなければ民事裁判に至る可能性も示唆していました。

3人が全てハーバード大学出身という秀才3兄弟で知られるムーア家。マーク(兄)ドミニク(弟)とともに記者会見に応じたムーア本人は「首の負傷はいい具合に回復しているが、まだ脳震盪の後遺症がある」と自らの体調を説明していました。民事裁判の期限は2006年3月8日。もしムーアがこの事件が要因で今後現役復帰が無理となることがあれば、NHLとNHLPAから障害保険(18万ドル)が給付されるそうですが、もちろんそれだけでは足りない。となれば、事態は民事裁判に持ち越されるということになるわけです。

現在ムーアは、自身が卒業したハーバード大学近くのボストンでリハビリ中だそうです。昨季はコロラド・アバランチでプレーし、今夏は契約が切れてFAとなっている彼ですが、そのリハビリにかかる治療費はアバランチが引き続き負担しているらしく、この記者会見でもアバランチに対する感謝の意が述べられていたそうです。

メディア全般は、このムーアの状況に同情的でした。
しかしTSNではブライアン・バーク(バーツッジ事件時はカナックスGMだった)が、バーツッジのこの動きは「皆によってベストの方法」とコメントしました。確かに以前から「NHL内部の問題は裁判所の手をかけずにNHL内部で処理すべき」という声もあり、これ以上法廷での審議期間を長引かせてはNHLだけでなくホッケーというスポーツのイメージに大きな傷が付くことを懸念している人も多いのです。

ですが、このバーク発言は「ムーア側にあまりにも配慮なし」と捉えられ、多くの記者やファンが反論。さらに記者によっては「かつてNHL副会長という立場にいたバークだけに、今後の職探しも含めてのNHL寄りの発言」と皮肉る記者も出て来ています。

ただし、実際のところムーア側弁護士を非難する声も少なくないのです。ムーアがこのバンクーバーでの有罪答弁取引に参加できなかったのは、ムーアの分のバンクーバーまでの旅費は裁判所側が負担できても、弁護士分の旅費はムーア側が負担する必要があったこととも報じられており、それゆえにバンクーバーでの出廷が「無理」だったのではなく「出廷しないことを自ら選んだ」のだと、指摘する記者もいました。

さらに、この有罪答弁取引が22日に実施されることは、すでに12月18日にはカナダのメディアで全国的に報じられていたそうで、「いまさら『1日の準備期間では出廷できない』という言い訳は通用しない」と書く記者も出て来ています。

いずれにしても、次の焦点は(1)バーツッジのNHL復帰時期(2)ムーアの回復状況と民事裁判の可能性、の2点になると思います。

(1)については、今回具体的に判決結果を得たことで、バーツッジ側はまず復帰への最初のハードルをクリアしたと考えていることでしょう。とはいえ、肝心のNHLは現在ロックアウト中ですから、労使交渉妥結の方が問題としては先なのですけどね。

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by hockeyworldjapan | 2004-12-26 08:25 | NHL overall

IMGワールドツアー

世界的に有名なスポーツマネージメント会社IMG主催による、ロックアウト中のNHL選手たちのワールドツアー(といってもヨーロッパだけですが)が、先日行われました。わずか14日で10試合とかなり強硬スケジュールでしたが、その成果のほどはいかがだったのか? その模様を時系列的ダイジェストでお送りいたします。

12月8日
最初の滞在地であるラトビア到着。集合場所のトロントからチャーター機14時間、3回の給油が必要だったらしい。9日@スポルタピルスアリーナにて試合。試合のチケットは35〜160米ドルと高かったが、キャパ3800人収容のこのアリーナはソールドアウト。50年前に建設された古い会場だったそうですが、すごい熱気に溢れてたそうです。試合前に選手たちは、故セルゲイ・ジョルトクの墓地を訪れていました。
それまで知らなかったのですが、ワールドスターズのコーチは、な、なんとマーク・バージュバン!!!(爆) 「おいしいコメントを出せそうだから」という期待に基づいた人選かと思いきや、IMG代理人パット・ブリッソンによる「参加選手たちが旅行中に楽しく過ごせるように」との配慮だったそうで(笑)。バージュバン、スーツケースの中にはカツラだの、コスプレ用衣装だの入ってたりして・・・と思ってたんですが(実際ノルウェーの試合では、ロッカールームで仕切る時に毛皮かぶってました)、いちおうラインチェンジとかに真面目に取り組んでるらしく、コーチングの難しさを実感してるそう。アシスタントコーチはマーティ・マクソーリー&ピーター・スボボダでした。キャプテンがブロデューアってゆーのも笑える。
対戦チームのHKリガ2000は、ジョルトクの#33を胸につけてプレーしました。2006年世界選手権開催会場となるリガでは、現在11000人収容の新アリーナ建設中だそうです。試合は4−2でワールドスターの勝利でした。

12月11日@モスクワvsロシア代表戦
5−4でロシアの勝利。スランプが報じられてたイリヤ・コバルチャクも1ゴールを挙げてます。
すでに何試合も出場しているロシア人選手に比べ、北米出身者も多いワールドスターズの選手たちのキレの悪さが目立った模様。また氷の状態もかなりヒドかったようです。

12月12日@セントペテルスブルグvsロシアもひとつの代表戦
5−4でワールドスターズがPS戦での勝利。マッツ・サンディン、ジョン・マイケル・ライルズ、マティアス・ノーストロム、グレン・マレーがレギュレーションタイムで1ゴール、4−4の同点で終了後は4オン4のOTではなく、PS戦にもつれた。ここではサンディン、ルュク・ロバタイユがゴールを決めて勝利に貢献したとか。
ロシアンオールスターズには、ロシアリーグでも随一のタフガイで巨漢のDFアレクサンダー・ユディンという選手がおり、タイ・ドミとのファイティング対決が期待され、両選手が同時にオンアイスという状況もあったらしいですが、結局乱闘は勃発せず。黒人選手アンソン・カーターに向けて、バナナが投げ込まれるという不幸な一件もありました。

12月13日@チェコ・ピルゼンvsチェコ代表戦
8−3でワールドスターズの勝利。試合は大差がついたけど、会場満員の8000人のファンは両チームに大きな声援を送っていたとか。試合終了後、ワールドスターズのバスを数百人のファンが取り囲み、サインを求めるという光景もあったらしいです。翌日のラリオノフ引退試合のため、GKブロデューア他、フェドロフ、ドレイパー、ロバタイユ、ホイットニーがロシアに留まったため、代わりにGKにはチェコ出身ボクーンが入ってました。
トニー・アモンテが2ゴール、ピーター・ネドベド、マッツ・サンディン、グレン・マレー、バレット・ジャックマン、アレクサンダー・デイグ、タイ・ドミがそれぞれ1ゴールをマークしてます。
当初、この日はスロバキアの首都ブラチスラバで試合が開催される予定だったのですが、スロバキア国内では「NHL選手が流れて来て仕事を奪っている」との非難が高まっていたため、チェコ・ピルゼンでの開催に変更されたとか。

12月13日@モスクワ、イゴー・ラリオノフ引退試合
12月3日で44歳となったラリオノフですが、相変わらずお若い。さてはワインのお陰でしょうか? 余談ですが、ラリオノフのプロデュースするワインの名前は「トリプルオーバータイム(オーストラリア産シラーズ)」に「ハットトリック(ナパ産の赤)」で〜す。
試合前には、ギンギンのレーザーショウがあった模様。そして、ラリオノフが所属したことでも知られるロシアのチーム、チェスカ(レッドアーミー)ではなく、彼が77年に最初に所属したプロチームであり、故郷のチームであるヒミックのジャージを着た子供が、ラリオノフにスティックを手渡すという演出があったそうです。
試合中には、ロシア代表キャプテンのラリオノフと、世界代表キャプテンのアイザーマンが、お互いにユニフォームを交換。3ピリは、ラリオノフは世界代表、アイザーマンはロシア代表に混じってプレーしたそうで。またロシア代表には、旧ソ連時代からの盟友であり、いまやロシア・スポーツ大臣として活躍中のスラバ・フェティソフの姿もあったとか。アイザーマンは、一度「ロシアには行けない」と断りの電話を入れたそうなのですが、車を運転中に翻意してのロシア入りとなったそうです。
試合は6−5でロシア代表の勝利。ラリオノフは1ゴール(フェドロフのアシスト、相手GKはオズグッド)を挙げたそうです。第1ピリオド終盤には、このラリオノフのパスからゴール前のフェティソフがシュートを放つも、パックは枠を逸れる・・・という見せ場もあったとか。現在はロシアのスポーツ大臣として政治家活動中のフェティソフですが、この2日後の12月15日には国際アイスホッケー連盟のホッケー殿堂入りも果たしています(トロントの方のホッケー殿堂にはすでに2001年に殿堂入り済)。「仕事のストレスでやせちゃったよ〜」とご本人は語っていたそうですが、サッカー、テニス、ウオーターポロでシェイプアップしていたらしい。でもスケーティングからはちょっと遠ざかっていたみたいです。
膝がボロボロでNHLではしばらくプレーしていないパベル・ブレもこの試合に出場。気になるのは(1)どんなプレーをしていたのか?(2)フェドロフとのニアミスは問題なかったのか(注:一時期アンナを奪い合った2人であります)の2点であります。詳細をご存知の方、管理人までご連絡を!

12月15日@スイス・ベルン
7−6でワールドスターズの勝利。ブレンダン・シャナハン、レイ・ホイットニーが2ゴール、クリス・ドレイパー、セルゲイ・フェドロフ、イアン・ラペリエルがそれぞれ1ゴール。またベルンの一員として、NHL選手ダニエル・ブリエール(バッファロー)も出場し4アシストをマーク。またベルンのGKとして、第2ピリオド途中からデビッド・アービシャー(コロラド)が出場していたそうです。
通常のスイスリーグの試合では14000人の観客を動員するベルンですが、この試合は8221人と少ない入り。NHLロックアウトの影響でNHL選手も流れてはいるのですが、だからといってリーグの観客動員が増えているのではなく、スイスではNHLよりもスイス人選手を応援するというのがファンのスタンスらしいです。

12月16日@スウェーデン・ファージェスタッズ戦
1−6でワールドスターズの負け。唯一のゴールはレイ・ホイットニーが挙げています。これでホイットニーは5試合で6ゴールめと好調。ファージェスタッズに加入したNHL選手(ズデノ・チャラ、シェルドン・スーレイ、マイク・コムリー)はいずれもクリスマス休みのため故郷に戻っており、この試合には出場していませんでしたが、シーズン真っ盛りのファージェスタッズは得意のシステムプレーで、連戦疲れのあるワールドスターズから多くのターンオーバーを誘発していたらしいです。
また試合残り2分の場面で、ホイットニーの父フロイドがGKとして出場する場面もあったそうです。フロイドさんはエドモントンで警官をしているのですが、過去にオイラーズの練習GKを務めた経験の持ち主。このツアーでもワールドスターズの練習GKとして同行していた51歳の彼は、試合終盤2分3秒で2本のシュートを受け、見事無失点で乗り切ったそうです。この日の出場は、午前中のスイスからの移動の飛行機の中で言い渡されたらしく、背番号2のジャージがちゃんと用意されていたとか。場所がスウェーデンだっただけに、「地元ファンは『オイラーズが、トミ・サロを首にした後で雇ったのはまさかこのとっつぁん?』と思ったかも」なんてオチを、ツアーに同行したエドモントン地元紙記者(この人も相当のとっつぁん)がつけてました。

12月17日@スウェーデン・ジョンコピング戦
5−1でワールドスターズが勝利。レイ・ホイットニー、アレクサンダー・デイグ。ジャマル・メイヤーズ、ジョン・マイケル・ライルズ、セルゲイ・フェロドフがゴール。GKは前半ハシェク(1失点)、後半はブロデューアが出場。

12月19日@スウェーデン・リンコピング戦
4−6でワールドスターズの負け。スウェーデンリーグ2位のリンコピングとの試合はペースがあまりにもスローで、リンコピング社長が「恥ずかしい内容。この試合のチケットを買い求めてくれた5000人のファンに悪いと思う」と語るほど、両チームともやる気のなさが目立った試合だったと伝えられています。
まあワールドスターズ側としては、11日で8試合めという言い訳もあった模様。この過酷なスケジュール中に、風邪をこじらせる選手も増えてたそうです。
タイ・ドミが2ゴールと、ここまで8試合で3ゴール1アシストと好調。この試合後に、地元メディアがワールドスターズから3名インタビューを要求した際には、フェドロフ、ブロデューアに加えてドミもインタビューに呼ばれるという人気ぶりだったとか。このドミに加え、トニー・アモンテ、アレクサンダー・デイグ、ジョン・マイケル・ライルズの4人は、ここまでツアー全試合出場でした。
スウェーデン地元紙は、この試合の前日夜にワールドスターズの選手たちがストックホルムで遊びまくっていたことが、翌日のこの試合での惨敗に繋がったと報じてました。スウェーデン地元紙、以前もリーフスがスウェーデンでキャンプを張った時も、こういう醜聞を流してましたっけ。結構目敏いですね〜。

12月21日@ノルウェー・オスロ、vsノルウェー代表戦
7−6でワールドスターズの勝利。第2ピリオドを終了して4−5とリードされた後、第3ピリオドはノルウェー代表を圧倒しての逆転劇でした。
アンソン・カーターが2ゴール2アシストと活躍。また試合前半を守った後「テニス肘を氷で冷やしたかった」というブロデューアに代わり、後半はハシェクが登場。そのハシェクの控えには、16日の試合で出場して話題を呼んだレイ・ホイットニーの父フロイドさんが、第3ピリオドにまたまたベンチ入りして場内を沸かせたが、この日は試合出場はなかったそうです。
しかし6500人収容のアリーナ「スペクトラム(オスロ市内中心地のリンクです。管理人も99年世界選手権時に会場と間違えて行ったことがあります)」には、わずか2500人の観客の入りと、ワールドツアー中最低数となってしまいました。
スペクトラムには、1994年NHLロックアウト時にウエイン・グレツキーのツアー時に満員となった経緯があるそうですが、ノルウェーの国内リーグにとっては「収容人員が多すぎる」とのことで、オスロ地区2つのチームは現在別のリンクをホームとしているそうです。観客動員の少なさについては、ノルウェー人NHL選手として知られたエスペン・クヌーツェンは、脳震盪のためこの試合を欠場していたのも痛かったかも知れません。ただ、氷の上やノルウェー代表のジャージには広告が全く付いておらず、ノルウェーでのホッケー人気の厳しさを物語っていたなんてレポートもありました。
ここまでツアーに参加していたマッツ・サンディンは、クリスマスをスウェーデンで家族と過ごすためにここでツアーを離れることに。代わってマーカス・ニルソン、ダン・ボイルが途中合流しました。

12月22日@ポーランドvsポーランド代表戦(ツアー最終戦)
4−3とPS戦でワールドスターズの勝利。2−3とリードされて試合終盤PPのチャンスを得たワールドスターズは、GKブロデューアを上げて6人攻撃。残り4秒でセルゲイ・フェドロフが同点ゴールを決め、PS戦にもつれてました。PS戦ではブロデューアは相手5人のシューターを全て阻み、ワールドスターズはフェドロフ、エリック・ベランジェがゴールを挙げたそうです。
ポーランド代表のキャプテンは、マリウス・チャーカフスキーが務めてました。

これでワールドスターズは、7カ国10試合のスケジュールを7勝3敗で打ち上げ。
でもでも、やっぱり日本にも来て欲しかったな〜っと。

ちなみにCPは、参加選手たちのプレーの評価表を作ってますので、参考までにどうぞ。
Whitney, Draper, Brodeur were bright lights

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この眼鏡のおっさん、怪しい人ではありません。ワールドスターのコーチです
インパクト強すぎの2人@スイス

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by hockeyworldjapan | 2004-12-23 14:14 | NHL overall

NHL選手@ヨーロッパ

NHLロックアウトで、今季シーズン開幕はほぼ絶望状態。選手たちはプレーする土地を求めて続々とヨーロッパ入りしており、その総数300人を超えてます。

故郷のチームに戻る選手もあれば、北米出身者なれどヨーロッパのチームに所属して、観客動員に貢献する選手もあり。はたまたNHL選手という看板掲げ、ナメ切ってヨーロッパに行ってみたらコンディション最悪でダメプレーヤーの烙印を押され、北米に出戻ってきた選手もなかにはいるようで。国際規格のリンクやルール、生活習慣の違いなど、戸惑いを見せる選手も少ないありません。

ここではそんな選手たちの状況をちょっとまとめてみました。

ヨーロッパで輝いてる選手たち:
ショーン・ホーコフ(エドモントン):NHLではあまり知られていない存在ですが、スウェーデンではピーター・フォースバーグとスコアリングリーダーを争う出来で、もはやスター扱いに。
ブレンダン・モリソン(バンクーバー):ホーコフ同様、スウェーデンで好調。フォースバーグとスコアリングリーダーを争ってます。サイズがある方ではないし、スペースが多くて当たりが少ないヨーロッパは、スキルのあるモリソン向きなのかも知れません。
リック・ナッシュ:昨季NHL得点王を分けたナッシュは、現在スイスリーグでも得点王。
ジェイソン・ウイリアムス(デトロイト);昨季はデトロイトでファームと1軍を行ったりきたり。でもフィンランドリーグで現在スコアリングリーグ25傑に入ってる唯一のNHL選手。

ヨーロッパで冴えない選手たち:
ブライアン・マッケイブ(トロント):スウェーデンでプレーしたが、現地では不調(10試合で1ゴール、マイナス12)。ヘッドコーチに「今日はベンチに入れるけど使わん」と言われ、キレてカナダに帰国。世界選手権ではいい仕事をしてたので、国際規格には自信を持っていたらしいが・・・。
ブライアン・ブシェ(フェニックス):昨季は連続完封記録を作ったが、今季スウェーデンでは同チームに所属した無名ゴーリーよりも成績が劣り、結局アメリカに戻るはめに。
タイラー・アーナソン(シカゴ):スウェーデンでプレー。コンディション最悪なくせに酒場を渡り歩いたりで悪評判。まあ昔から悪童ぶりは伝えられてましたが・・・
マーク・サバード(アトランタ):アーナソン同様、現地ではコンディション最悪で加入し、試合に出られず。この人も昔から悪童ではありました。
エリック・ボガニエッキ(セントルイス):ヨーロッパで今季2つのチームから解雇され、現在はセントルイスのトップファームAHLウスターでプレー。
ブラッド・リチャーズ(タンパベイ):ロシアの金持ちチーム、アクバルスに所属も、臀部と腹部故障により帰国。チームに合流してスケーティングを開始直後にすでに痛みには気づいていたらしい。臀部から痛みが始まって、腹部までその痛みが広がってしまったという最悪パターン。検査の結果、いわゆる「スポーツヘルニア」の初期と判明し現在は休養中。

またプレー機会をヨーロッパでなく、北米マイナーリーグに求めた選手もいましたが、ここにも冴えない選手たちがいます。

ドナルド・ブラシアー(フィラデルフィア):ケベックのマイナーリーグ(LNAH:昨季まではセミプロリーグだったそうです)に所属したが、試合中の乱闘で相手が氷上に倒れた後も、何度も殴ったことが原因で、今季残り出場停止処分に。
ブラシアーといえば、マクソーリー事件では被害者として氷上に頭を叩き付けられたことで有名ですが、なぜ今度はこんな形で加害者になるんだろう? と不思議に思いますよね? 調べてみると、どうもブラシアー自らこのリーグでは乱闘は控えていたそうで、レフェリーに「オレのことをルールで守ってくれていない」と不満を漏らしていたらしい。つまりブラシアーとしては「いつNHLが開幕してもいいように、コンディションを整えたい。余計なプレーに絡んでケガはしたくない」という、他のNHL選手同様の目的があったように思われます。
ただリーグ側としては、チケットを売るためには当然「NHLトップのタフガイ、ブラシアー」という看板が必要だったわけで、乱闘しないブラシアーなんていわば無用の長物状態。そのあたりでリーグ側とブラシアー本人の意図における乖離があったようです。
一方、同リーグの別チーム所属のGKセバスチャン・カロン(ピッツバーグ)は、所属してたチームが営業不振のため、途中解体という憂き目に遭ってます。


ひとくちに、「ヨーロッパでプレーする」といっても、万一故障した場合に備えての保険加入などの費用(かなり膨大らしい)を考えたら、多くの選手たちは今季収支トントンになってしまうんだとか。つまり、あくまで「1年間ブランクを作らない」というのが主題になってしまうわけで、モチベーション維持は結構大変そうです。

しかしダレたプレーを見せてしまっては、ヨーロッパのファンも黙っていないでしょう。実際スロバキアでは「NHL選手排斥運動」まで起こってたとか。今季全体のキャンセルが決定してしまったら、一部の選手は北米に戻ることを考えるでしょうしね。

そう考えると、今季日本にロックアウト中のNHL選手がやって来なかったのは不幸にして幸いだったのか? なんて考える昨今ではあります。

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by hockeyworldjapan | 2004-12-22 10:17 | NHL overall

ハシェク、リンドロス、マカーティその他

なんとなくまとめてみました。NHL関連ゴシップ集です。

ハシェク、デトロイトでも店じまい。でも借金は残った
チェコでスタートした自らの衣料ブランド「ドミネーター」の店舗を、デトロイト近郊のショッピングモールにも展開していたドミニク・ハシェク(オタワ)。今年10月にデトロイトの店舗のひとつが閉店となったが、過去3ヶ月分の店舗賃料が滞納に。ショッピングモール側は、この滞納賃料に加え、契約下にある2008年までの賃料約50万ドルをハシェク側に請求してるらしいです。一方のハシェク側は、逆にモール側を訴える用意をしてるとか。
知り合いのチェコ人記者さんから、「チェコで店舗賃料滞納してるよ〜」との噂を以前から聞いてたので、管理人は何ら驚きませんけどね。当のハシェクは現在IMGヨーロッパツアーに参加中で不在。「他店と公式サイトからの販売は好調」らしいですが、ホンマかいな?

マカーティ率いるバンド「グラインダー」が五輪記録映画に参画
ダレン・マカーティ(デトロイト)がボーカルを務めるバンド「グラインダー」ですが、2006年トリノ五輪に備えるアスリートたちをフィーチャーしたオンライン映画に、楽曲提供するらしいです。その映画はこちらのサイトで今後観ることができるとか。gforcefilms.tv.
さらにマカーティは、ホッケー関連のドキュメンタリーにもナレーターとして出演するらしい。こちらは来年1月25日、地元デトロイト地区のFOXでの放送となるそうです。

リンドロス、トロント大学で学ぶ
このロックアウト期間を利用して、昼間にトロント大学で経済学を学んでいるというエリック・リンドロス。身長193cmの彼は大学構内でも思いっきり目立つ存在の彼が、「450〜500人の大クラス」での授業に紛れてる姿を想像すると笑えてきます。現在は3月に手術した方をリハビリしながら、週に4、5回氷に乗ってるそうです。現在契約なしで2月には32歳。父も会計士というリンドロスですから、今後の人生設計もそろそろ考え出してるのかも知れません。トロント地区に家を買って「I've Martha Stewart-ed it up.(マーサ・スチュワートのごとくリフォームした)」したらしい。以前にフィラデルフィアの番記者に聞いた話なのですが、自分でレシピを調べて彼女に料理を作ってあげたりしていたらしく、結構家庭的な一面もあるようです。

マクファーレン、漫画部門が破産へ。原因はツイスト裁判(12月18日)
スポーツ選手フィギュア製作などでも知られるトッド・マクファーレン氏の漫画部門が、12月17日破産申請しました。マクファーレン氏の漫画シリーズ「スポーン」では、登場人物のひとり「アントニオ・トニー・ツイスト・ツイステリ(NYヤクザのボス)」が、元NHL選手トニー・ツイストの承諾なく漫画内で登場。ヤクザのボスに仕立てられたツイストは、自分のイメージダウンにつながったとして訴えていたもので、セントルイス地方裁判所の陪審員たちは、ツイストにその補償として1500万ドルを与える判決を出してました。

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by hockeyworldjapan | 2004-12-22 09:56 | Gossip

マーティン・カリヤ、鮮烈2ゴールデビュー!

いや〜、久々にいいものを見たかも。

NHL今季開催がかなり怪しくなってきた12月18日。
カリヤ家の三男坊マーティン・カリヤが、日光アイスバックスの一員としてアジアリーグに初出場しました。そして自身今季初試合ながら、いきなり2ゴールと、早くもインパクトを放ってました。

試合前のウォームアップから、管理人は凝視モードでマーティンのプレーを追ってました。その感想として、まず語らねばならないのがカリヤ家の遺伝子でしょう。パスはソフトタッチでピンポイント。シュートのリリースは極めて小さく、すごいコースに飛ばす。そして氷上の佇まいまで、やはり兄ポールに似てました(ハンドは逆ですが)。

試合では、いきなりファーストシフト(PK)で失点と、幸先の悪いスタート。
管理人の以前のレポートでもお伝えしましたが「高校で数学を教えてた」というマー
ティンは、実戦の試合から7ヶ月近くも遠ざかっていたというだけあって、序盤はエンジンが立ち上がるのが遅かったと思います。

しかし、白鳥選手のゴールでバックスが1−2と追い上げたすぐ後のシフトで、マー
ティンは、ラインメートの井原、飯山といい動きを見せ始めます。この3人はそれぞれ「スピードがあって玉際に強い。テンポがよく合っているし、狙い通りの動きをしてくれた」と上野監督が試合後語ったように、徐々に噛み合って行きました。

そして、マーティンにとって記念すべきバックス加入初ゴールの場面が訪れました。第2ピリオド序盤、4オン3のPPのチャンス。左サイドからパックを持ち込み、逆サイドの井原をうまくおとりに使いながら、自ら鋭い角度で放ったシュートが、王子GK荻野のグラブサイド・トップコーナーを破って決まりました。マーティン、試合前のウォームアップでもあのシュートを結構放ってました。小さいモーションから、ギリギリを狙っての素晴らしいゴールでした。

自らのPPGがバックスにとって貴重な同点弾に。しかしまだ彼の勢いは止まりません。第3ピリオド序盤には、飯村からのパスをゴール前混戦で押し込んで2ゴールめ。これでバックスは3−2と逆転しました。しかも相手は前週にそれまで首位をいくコクドを玉砕して乗ってる王子です。霧降のバックスファンは大いに沸きました。

結果的に試合は、その後王子が3連続得点と好調さを見せつけての勝利。が、バックスの選手たちやファンの胸には「マーティンが何かをやってくれる」という期待感が強く植え付けられたのではないでしょうか。

ただし気になった点も数カ所ありました。まずは、しばらくぶりの試合だったということで、2ピリ中盤にはかなり息が上がり疲労の色を見せていたこと。その点については上野監督が「彼のコンディションはまだ100%ではない。今朝はフリー練習をやったんですが、彼はかなり一生懸命練習してしまうタイプなので、試合で疲れが出てしまったのかも」と試合後コメントしていました。性格の真面目さが、こんなところで災いしてしまったようです。

先週末から火曜日までバックスはチチハル遠征。その間ビザ申請のため、日本に残ったマーティンには霧降でアイスタイムが用意されていたそうです。国体チームの練習に混じったり(栃木代表の方、一緒に練習できたのですね!)、小学校チームの指導をしたり・・・なんてこともあったそうです。

「日本の子供はよく基本を教えられているし、みんな礼儀正しいね。日本の文化のありがたさを実感したよ。みんなちゃんと座って話を聞いてくれるから、コーチのやり甲斐があった」とマーティン本人は小学生チームの指導について、そう振り返ってました。

その他課題としては、やはり実戦から遠ざかったためでしょうか、フェイスオフのタイミング(王子・桜井選手相手にかなり負けてました)が不調だったこと、それに日本のレフェリーやルールに対して、まだ馴れていないという部分でしょうか。第3ピリオド後半には、明らかに日本と北米のフェイスオフルールの違いについて混乱していたような場面がありました。マーティン本人も日本でのオフィシエイティングについては、「これから学ばなければ」と試合後語っておりました。

フェイスオフの仕事が伴うセンターというポジションですが、AHLブリッジポートでマーティンは、ウイングとして登録されていました。ただし「自分としてはセンターの方がずっとラク」なんだそうです。「ジュニア、大学でもウイングに起用されたことはあったが、最後にはセンターに戻っていた。昨季AHLブリッジポートでは、ウイングとしてのプレーも十分学んだつもりだから、ウイングとしてもプレーできるけど、自分に合ってるのはあくまでもセンターだと思う」とのことでした。

まあ、バックス助っ人として以前活躍したマーク・コフマンも、かなりのブランクを経て来日し、来日後初試合ではそれほど精彩を放てませんでした。しかしその後は素晴らしいプレーをしていたことを考えると、1試合めでいきなり2ゴールを挙げたマーティンは、さらなる活躍が期待されるところです。

そのコフマンにも、来日前にバンクーバーで、マーティンは日本について話を聞いて来たんだそうです。コフマンは、バックス時代にかなりマークされた経験もありましたし、そのあたりの情報もマーティンには伝わっているでしょうか? 相手チームは、今後マーティンにどんな対応をしてくるのでしょうか? そしてそれにマーティン本人、バックスのチームメートたちがどう立ち向かうのかも注目されます。

実際のプレー以外に、バックスが彼に期待しているのが「リーダー」という役割。来日後間もないのですが、「A」マークがその胸には輝いてました。

「いきなりAマークをもらって驚いたし、すごく光栄に思っている」というマーティンですが、「自分はまだ23歳だけど2人の兄がいるし、小さい頃からいろんなホッケーを目にして来た。自分の考えがいつも正しいとは限らないけど、シーズンを通してチームの戦力向上に貢献できたらと思っている」と、自分のバックスでの立場をそんな風に説明していました。

この試合では、ラインメートの井原選手がPKでナイスなパスカットを見せると、ベンチをドンドンと叩いてそのプレーを讃える盛り上げを見せ、試合終盤にはラインメート2人を呼び寄せてベンチで作戦指導。井原、飯山両選手とは、中国遠征前から一緒のラインで練習していたそうで、「同じラインで練習するようになってからすぐ『ここにいるかな?』となんとなく分かる。決めごともなく自然にやれてます(井原)」という息の合いようです。

不思議なことに、バックスの選手はマーティンが加入した刺激のせいでしょうか、王子相手に臆することなく堂々と渡り合っていたという印象がありました。チームメートについて、マーティンはこう分析します。

「バックスの選手はみんないい素質を持ってる。あとはそれを試合の局面でどう対応させていくかなんだ。シーズンが終わる頃には、個々の選手が大きく伸びてるはず。今日みたいな負け試合の経験から学ぶことができれば、そこから勝利に結びつけることは可能だよ」

まだ来日して2週間ちょっとですが、日光での暮らしは「もう我が家同然に思える。
ずっと来たかった日本だからね」というマーティン。今はできるだけ早く日本語を身につけようと頑張ってるところだそうです。

「日光のファンは勝敗にかかわらず、チームをよくサポートしてくれるね。来日直後のクレインズ戦でも、相手が3点、4点と追加しても帰ろうとしない。5点目が決まったところで、少し帰った人はいたみたいだったけど(笑)、実に楽しい雰囲気。『カリヤ』の声援? それはよく分からなかった。時々『マーティン!』という掛け声は聞こえた。まあどんな内容でも大きな声援なら歓迎だよ」

バンクーバーにいる母や兄には「メールで連絡するつもり。お母さんは国際電話は料金が高いからって嫌がるんだ(笑)。でも月曜日には一度、家族に電話しようかな」だそうです。

彼の加入で、スタンドのお客さんも、取材に来たメディアも、この日はかなり数が増えていたような。すでにマーティン効果を実感した1日でした。


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by hockeyworldjapan | 2004-12-19 21:12 | アジアリーグ

ベットマン憎けりゃポクリントンを恨め

NHLPAの親玉、ボブ・グッドナウ氏。
今後の動きとして管理人予想では「24%ペイカットの話はなかったことに!」と出るかと思いきや、今度は「NHL試算の数字はでたらめ(「でたらめ」という言葉に「hogwash=豚さんのエサ」などという言葉をお使いになっております)」とNHLの会計手法を非難してました。

NHL試算だと、今後のNHL全収入の成長率は年3%、対して選手年俸高騰率は年12.1%になると予測。ちなみにこの12.1%との数字は、過去10年間での年平均だそうです。

が、この数字にNHLPAは「リーグ全収入成長率3%はないだろ。過去5年間は7.8%だった。年俸高騰率も、過去5年間では7.3%だったし〜」と、いちゃもんをつけたのです。
NHLとしては、今後はTV放映権収入が減収に転じるために、成長率が3%に留まると説明していたのですけどね〜。

いずれにしても、前にもフォーブス誌試算とズレがあるってやってましたっけね。またあのレベルに交渉が戻ってしまったってことでしょうか。もう12月なんですけど
ね・・・あんたたち、重症だわよ。


ところで「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」とはいいますが、ここでこんな記事が。

「ベットマンが憎けりゃポクリントンを恨め」。ポクリントンといえば、もちろん80年代エドモントン・オイラーズ黄金時のチームオーナー、ピーター・ポクリントン氏であります。

グレツキーを「LAに売った男」として知られるポクリントン氏は、その後自らの事業が不振となり、結果的にチームを手放しました。しかし、ベットマン氏がNHLコミッショナー就任前には、NHLでも有力オーナーのひとりとして知られていたのです。

で、前NHL会長(当時NHLはコミッショナー職がありませんでした)ギル・スタイン氏の後任を決定する審議委員会(5名のオーナーから構成。横綱審議委みたく胡散臭そう)のひとりとして、ベットマン氏を強力プッシュしたのが、他でもないこのポクリントン氏だったそうです。最初は他の候補が優勢だったらしいのですが、当時NBAのナンバー2として活躍中だったベットマン氏は、面接でそのエネルギッシュな一面を披露。結果、NHL初代コミッショナーの座を射止めたのでした。

というわけで、ベットマン憎けりゃポクリントンを恨め。エドモントン発の記事でありました。

NHLPAグッドナウ氏、NHLを非難
ベットマン憎けりゃポクリントンを恨め
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by hockeyworldjapan | 2004-12-19 20:50 | CBA